「ファインダーってあった方がいいの?」と聞かれた場合、答えは即答で「YES!」です。
でも、「光学ファインターと電子ファインダーとどっちがいいの?」と聞かれたら…
「僕は電子ファインダーの方がイイと思うよー」とちょっとさっぱりと答えられないところがあります(笑)
光学式と電子式、どっちがイイかはやはり使う人が判断するしかありません。
と、これだけで終わってしまうのは許されないと思いますので…
それぞれのメリット、デメリットをご紹介していきます。
皆さんのご判断の足しになれば幸いです。
動きモノに強いのが「光学ファインダー」
光学式のファインダーの中に写っているのは、何も電子的に処理していない、レンズを通過してきた光そのままです。
逆に電子式ファインダーやライブビューの場合は、センサーに当たった光をカメラが画像化したものが見えます。
なので、ほんのわずかではありますが、処理の時間が加わるので遅れが出ます。(今後は、この遅れも気にならないくらいになるそうです)
携帯やスマホのカメラを起動させて、左右に少し早めに振った時の画面の見え方と、自分の目だけで同じ動きをした時に見える感じとが違うと思います。この感覚の違いが光学ファインダーと液晶ファインダーの見え方の違いです。
カメラを動かさないで見比べると、ほとんど同じ感覚ですけどね。
動きモノを撮るのが好きな方は、わずかかもしれませんがこういう違和感が嫌で、一眼レフカメラの光学ファインダーを選ぶ方も多いです。
(オートフォーカスが動体にも強いからという理由も多いです)
撮る前に分かるのが「電子ファインダー」
電子ファインダーやライブビューで撮る時は、露出補正をしたり、ホワイトバランスを変えた時に、変えた結果写真がどう写るか?が、撮る前でも画面に反映します。
これが本当に便利です!
これまで必要だった、経験や勘の要素が要らなくなってしまうんです。
ここは光学ファインダーでは真似出来ませんが、一眼レフカメラでも『ライブビュー撮影』に切り替えれば同じことができます。
明るさの失敗とホワイトバランスの失敗は、4大失敗のうちの2つです。
しっかり撮るためにはとても大事な性能です。
デジタルカメラが出始めの頃、「デジタルカメラは撮ったらすぐ結果が分かるから便利!」でしたが…
電子式ファインダーやライブビューなら「撮る前に分かる!!」までに進化してしまったんです。
マニュアルピント合わせが得意なのも「電子ファインダー」
電子式ファインダーやライブビューは、ピント合わせの際に画面を拡大することができます。
「お花のしべにピントを合わせたい!」、「撮る前にピントがしっかり合ってるか確認したい!」場合や、「マニュアルフォーカスにイマイチ自信がない…」時に、覗いている像を拡大してしっかりピントを追い込むことが可能です。
また、ピントが合ったところに色を付けて教えてくれる『ピーキング機能』などもあったりと、お助け機能が満載です!
まさに『簡単に!でもしっかり・キレイに撮る』ことができるのでオススメです!