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2022年10月、カメラが楽しいと評判のGoogle Pixelシリーズに、新たにPixel 7 Proが登場し、ズームが30倍(フルサイズ換算 約700mm相当の超望遠)まで撮れるようになりました。
僕も早速 手に入れて、試しに月を撮ってみましたが、思わず顔がニヤけるほどキレイに、そして驚くほど簡単に 写すことができました。
今回は 望遠が楽しいスマホ、Google Pixel 7 Proをお持ちの皆さんに、満月にピントと明るさをしっかり合わせて キレイに撮るコツをご紹介していきたいと思います。
部屋での練習方法も載せましたので、初めての方も、前回上手く撮れなかったという方も、ぜひご参考いただければと思います。
2023年11月後半のカメラアップデートにより、明るさやホワイトバランスなど、操作画面のUIがPixel 8シリーズと同じになりました。
Pixel 7 Proを旧UIのままお使いの方はこのページを、新しいUIに更新した方はこちらのページ(Pixel 8 Pro)をご覧ください。
30倍まで、ズーム操作は3通り
ズームの操作は、シャッターボタン上の倍率の数字を左右になぞるか? 画面内をピンチアウトするか?
もしくは、音量ボタンに ズーム操作に割り当てるか?の 3通りの方法があります。
音量ボタンに割り当てると、+を5回押すか、押しっぱなしで 30倍にできるので便利です。
カメラを立ち上げて、画面上の設定をタップ(1/5)
「その他の設定」をタップ(2/5)
「ジェスチャー」をタップ(3/5)
「音量ボタンの操作」をタップ(4/5)
「ズーム」を選んで、撮影画面に戻る(5/5)
あと、画面に定番のグリッド線(白い縦横の線)を出しておくと 構図が決めやすくなります。
カメラを立ち上げて、画面上の設定をタップ(1/4)
「その他の設定」をタップ(2/4)
少し下にスクロールして「グリッドの種類」をタップ(3/4)
お好きなグリッドを選びましょう(4/4)
とりあえず、iPhoneと同じ3×3がおすすめです
ちなみに Pixel 7 Proの30倍は、フルサイズのレンズに換算したら 約700mm相当になるそうです。
こんなレンズと 同じ大きさで月が撮れるんですから、やはり驚きです。
月を見失っても慌てない、画角ガイドが超優秀!
超望遠は 写る範囲が超狭いので、スマホを少し動かしただけで 簡単に月を見失ってしまいます。(慣れないと結構難しい)
ただ そんな時も、Pixel 7 Proには 優秀な画角ガイドが付いているので安心です。
見失った月を、最初は白い枠の中に入るように、次に黄色い枠の中に入るように、ゆっくり探していくと いつの間にか、メインの画面上に月を入れ戻すことができます。
手ブレ補正も相当優秀なので、超望遠と思えないほど扱いやすいです。
また このとき、デフォルトでは スマホを暗いところに向けたとき、自動的に 夜景モードに切り替わってしまう様なので、予めOFFにしておいた方が撮りやすいと思います。
撮影中にシャッターボタンのアイコンが ⇆ と忙しく入れ替わるのは、通常モード ⇆ 夜景モードの切替りが原因でした。
カメラを立ち上げて、画面上の設定をタップ(1/2)
「光量の調節」を なしに(2/2)
満月はとても明るいので、通常モードで十分キレイに撮れます。
Pixel 7 Proで 月にピントを合わせるコツ
次はピントを合わせていきましょう。
満月を撮るとき、一番 厄介なのがピント合わせだと思いますが…、コツは「合わなくても そのまま少し待つ」です。
まずは 月の真ん中あたりをタップしてみましょう。
合わない場合は、月の輪郭あたりをタップしてみましょう。
「真っ暗な夜空に浮かぶ 明るい月」は、オートフォーカスが最も苦手とする被写体の一つです(一眼カメラでも)。
タップしてすぐにピントが合わなくても、とりあえずそのまま 5秒位待ってみて、それでも合わなければ 別の場所をタップする、という感じで 乗り切りましょう。
合わないからと 次々タップするのは逆効果で、いつまで経っても合わない原因になり得ます。
写る明るさが重要!白い丸をキレイな満月に
2023年11月後半のカメラアップデートにより、明るさやホワイトバランスなどのUIが新しく(Pixel 8シリーズと同じに)なりました。それぞれの調整方法に関しては こちらの記事 も合わせてご参考ください。
最後に大事な明るさを合わせます。
満月が「ぼやけた白い丸」になってしまうのは、カメラが決めた明るさのまま撮ったからです(→明るすぎ=オーバー)。
単純にもっと暗く撮るだけで、キレイな満月になります。
写真の写る明るさは、最初に スマホ(カメラ)が大体決めてくれるけど、思い通りの明るさで撮りたければ、自分で微調整(露出補正)しないとダメ
これはどんな被写体を撮るときでも大事ですが、満月を撮るときも同じです。
Pixel 7 Proで 写る明るさを変えたい時は、画面の右側に表示される「露出補正スライダー」を使います。
画面(被写体)をタップすると出てきます
満月にピントを合わせた後は、この大事なスライダーを動かして、月面の模様が見えるくらいの明るさに合わせましょう。
ただの白い丸になるか?
綺麗な満月になるか?
それは 皆さんの 指先ひとつです。
明るさが決まったら、あとは構図を整えて、優しくシャッターボタンをタップして撮りましょう。
露出補正を一番暗くしても まだ明るすぎる場合
基本オートで撮っているので、スマホ側の匙加減でそうなるケースは良くあります。
こうなる仕組みを簡単に書きますと…
皆さんが最初に月をタップしたとき、スマホはピントを合わせるのと同時に、月の写る明るさも決めてくれます。
その後、皆さんが露出補正で月の明るさを整える という流れになりますが、スマホが最初に決めてくれた明るさが、露出補正で補正しきれないほど明るすぎる場合に、こういう状況になります。
この場合は、スマホに「最初の明るさを決め直させる」必要がありますので、スライダーの上にあるをタップして 露出補正をキャンセルした後、もう一度ピント合わせるところからやり直しましょう。
一眼カメラのベテランさんが、月をマニュアルモードで撮るのは、こういうオートの匙加減に左右されるのが嫌だからです(僕はオートで撮っちゃいますが…)。
ところで Pixel 7 Proって、写真に撮ってみると とてもキレイなデザインで 上品な雰囲気が漂います。
ただ、カメラバーのアルミ部分が どうやら凄く傷が付きやすいようで、数日 持ち出したところ、早速 数カ所 小さなすり傷が付いてました。
僕は カメラなどの道具は「傷が付いてからがカッコいい」と思う派ですが、キレイ系デザインのPixel 7 Proに 傷は似合いません。
後のリセールも考えるのであれば 、カメラバーの部分も保護フィルムを貼るか、背面を丸ごとカバーするケースに入れた方が良いと思います。
→ Pixel 7シリーズのカメラバーが傷だらけになる前に… 背面を丸ごと保護するケースに変えたら、どこでもラフに置けるようになっておすすめです
満月を撮る練習は、部屋でもできます
今回ご紹介している手順は難しくありませんが、流れの確認も含めて、一度 練習してみるのがおすすめです。
もちろん、部屋の窓から月が見えなくても大丈夫で、こんなライト(スポットライト的な)があればバッチリです。
最初は部屋の電気を点けたまま撮った方が簡単ですが、消すと 明暗差の大きい環境が作れるので、結構リアルなシミュレーションができます。
ピントもタップ2回目で合ってくれました(優秀)
30倍のまま わざとライトを画面から外して、ガイドを頼りにまた真ん中に入れ直す 練習なんかも、本番で役に立つと思います。
小さなライトとは言え、直で光源を見続けるのは、目にもカメラのセンサーにもあまり良くなさそうですから、長時間はやめておきましょう。
明暗差の小さい 夕方の月で練習する
繰り返しになりますが、カメラのオートは大きな明暗差が大の苦手で、ピントも明るさも 狙い通りに合わないことが良くあります。
ですので、本物の月で練習するなら、空との明暗差が小さめな 夕方の月を狙うのがおすすめです。
まずは満月に拘らず、その数日前の そこそこ大きめな月を撮ってみましょう。
ただ、この時期の月の方が、満月よりも月の表面が立体的に写るので、かえって映える写真になるかもしれません。
ポケットに入る 約700mmの超望遠!
さて今回は、カメラが話題のスマホ Google Pixel 7 Proの望遠30倍で、満月を綺麗に撮るコツをご紹介してきました。
ちなみに、iPhone 14 Proでも頑張って撮ってみましたが、このような感じが精一杯でした。
色々と比較される2台ですが、望遠で撮る楽しさは Pixel 7 Proの方が上だと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
一眼カメラも お持ちの方は、こちらも併せてご覧ください。
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