5 最短撮影距離 「どこまで寄れる?」| レンズの使い方

いちばんはじめに知っておきたい『レンズのキホン』を7つご紹介しています。

5つ目は『被写体にどこまで寄って撮れるか?』というお話しです。

レンズをしっかり使いこなすために…
とても大切な『最短撮影距離』についてご紹介していきます。

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近付きすぎると、ピントが合いません!

レンズには1本ごとに、被写体にピントを合せられる『最も近い距離』が決められています。

これが『最短撮影距離』です。

『最短撮影距離』を超えて、被写体に近づいてしまうと…
ピントが合わないということになります。

例えば、望遠レンズの『最短撮影距離』は、結構長め(1m位!)です。

「望遠レンズはなかなかピントが合ってくれない」
とおっしゃる方、結構多いんですが…

確かに、望遠レンズは『写る範囲(画角)』が狭いこともあり…
広角や標準のレンズよりもピント合わせが難しいところもあります。

でも…
『ただ、被写体に近付きすぎだから合わない』
これが結構多いんです!

望遠レンズで撮る時は、被写体からしっかり『離れる』ことを意識しましょう。

さらに、カメラは『ピントが合わないとシャッターが切れない』という設定がデフォルトです。

「ピントも合わないし!」
「シャッターも切れないし!」

=『壊れた!』

というのは…

もしかしたら『最短撮影距離』のせいかもしれません。

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レンズの『最短撮影距離』の表記を見つけましょう!

『最短撮影距離』は、持っているレンズ全てで確認しておくことが大事です。

赤で囲んである部分が『最短撮影距離』の表記です。

『最短撮影距離』はとても大事な数字ですが…

記載の位置はバラバラ…
数字が小さくて見にくい…
どこにも書いてない…

と言ったレンズもあるんです。
(説明書にはちゃんと書いてあります。)

皆さんのレンズの『最短撮影距離表記』は、見つかりましたか?

”0.25m” と書いてあれば… ”25cm” まで。
”0.9m” と書いてあれば… ”90cm” まで。

『寄ってもピントが合いますよ』という意味です。

『cm』で覚えておいた方が、撮る時にイメージしやすいですね!

見つからない時は、メーカーに聞きましょう!

記載がない場合や、数字がいっぱいで、どれがそうか分からない場合…
メーカーの電話サポートに聞きましょう!

聞き方はこの通りです。

「◯◯というレンズを使っていますが『最短撮影距離』はどこに書いてありますか?」
「何cmですか?」

しっかり教えてくれますよ!

一般的に…
広角、標準レンズの『最短撮影距離』は短めに。
望遠レンズの『最短撮影距離』は長めになっています。

広角や標準のレンズの方が、被写体に近寄って撮れます。
大きく撮りたかったら寄って…
広く撮りたいなら離れて…
『最短撮影距離』をあまり意識しなくても、思いのままに撮れますね!

マクロ(接写)レンズも『最短撮影距離が短い』のが特徴です。
すでにお使いの方は、実はもっともっと近寄って撮れるかもしれません。

望遠レンズは、被写体からしっかり離れないとピントが合いません。
ダブルズームのセットで買った方は…
『標準ズーム』から『望遠ズーム』に交換した時は、被写体との距離に気をつけましょう。

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どこから『何cm』まで寄れるの?

どこから『何cm』まで近寄れるのか?
これが大事です。

これは、レンズの先端からではありません。
センサーから『何cm』です。

似たような意味で『ワーキングディスタンス』という言葉があります。

『ワーキングディスタンス』は、レンズの先端から被写体までの距離です。

『このマクロレンズ、一番寄ってもワーキングディスタンスが5cmもあるんですよ!』
「お店の人に、こうお勧めされたんですが… どうお勧めだったんですか?」
と、聞かれたことがあります。

例えば、お花を接写をする時は、レンズの先端をお花に当てないように注意が必要です。

店員さんは何を勧めていたのか?
これは想像ですが…

『最短撮影距離』まで寄っても『ワーキングディスタンス』が5cmもあるから、レンズの先端をぶつけにくいですよ!
かもしれませんし…

「自分の影が入りにくいですよ!」とか…
「空いたスペースからレフ板を当てられますよ!」だったのかもしれません。

ただ『ワーキングディスタンス』は、レンズにも取扱説明書にも記載がありません。
皆さんはまず『最短撮影距離』の方をしっかり覚えておきましょう!

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寄れば寄るほど、大きく写せます!

当たり前なんですが…
『最短撮影距離』まで寄れば寄るほど、被写体を『大きく』写せます。

でも、実際に撮り試していただくと…
「いつも使っていたレンズが、こんなに大きく撮れるなんて!」
と、驚く方が多いです。

標準のズームレンズなら…
『望遠側』にして『最短撮影距離』まで寄って撮れば、結構『大きく』写せます。

それでも、まだ物足りない方は…
『マクロレンズ』がオススメですね!

では、実際に試して撮ってみましょう。

『最短撮影距離』まで近付いて撮ってみましょう!

それでは、何か被写体を用意して…
『最短撮影距離』ギリギリまで近寄って撮ってみましょう。

(レンズの先端をぶつけないように注意してください!)

センサー面から『〇〇センチ』です。

センサーは外から見えませんので、だいたい『カメラの中心』をイメージすれば大丈夫です。
(レンズではなくて、カメラの中心です)

ピントが合わなければ、近寄りすぎかもしれません…
少ーし離れて、ピントを合わせ直しましょう。

マニュアルフォーカスでも大丈夫な方は…
AFからMFに切替えて、ピントリングを一番『近接側』に回します。
そしてそのまま、ピントを動かさずに被写体に近づいていきます。
ピントが合ったところが『最短撮影距離』です。

お持ちのレンズ全てでやってみてくださいね!

ズームレンズはちょっと注意!

ズームレンズでは、広角側と望遠側とで『最短撮影距離』が変わることがあります。

『0.25m』と書いてあるレンズでも…
望遠側にズームすると、もう少し離れないとピントが合わない場合があります。

ズームレンズをお持ちの方は、広角側と望遠側と、その中間それぞれの『最短』をチェックしておきましょう。

さて…
『最短撮影距離』まで近寄って撮る。
というお話をしてきましたが…

近寄って撮ることは『ただ大きく写る』だけではありません。

もう1つ、大事な『写りの効果』が生まれます。

実は…
寄れば寄るほど…
ボケるんです!

焦点距離と最短撮影距離の関係』でご紹介していますので、続けてご覧ください!

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