いわゆる「3眼のiPhone」が登場したのは、2019年のiPhone 11シリーズからです。
それからと言うもの、iPhoneはまだ3眼止まりですが、他では4眼や5眼など…、背面のカメラの数がジワジワと増殖中です。
いわゆるフラッグシップ、ハイエンドのモデルになる程「多眼」になるスマホですが、実際に使ってみると色々と不満が出てきます。
例えば僕の場合ですと…
● カメラが3つあってもそれぞれ画質の差があり過ぎて、結局メインカメラでばっかり撮っている
● メインの広角は近くにピントが合わなくてイライラ…、でもマクロに切替えると画質が落ちてガッカリ
● マクロの自動切り替えは画面がガクガクして気持ち悪い
● 望遠カメラがあまり寄れない
● 50mmや80mmって美味しい焦点域のはずなのに、なぜか軽視されがち
● ポートレートモードのボケはやっぱり不自然
● 300mmとか500mmはあっても面白いけど、普段は殆ど使わない
● 5眼とか6眼とか、デザインがゴツ過ぎてスマートじゃない
と、こんな感じです。
そこで今回は、これらの不満をChatGPTにぶつけつつ…、理想とするスマホカメラを一緒に考えてみました。
普段使いの実用域である「15mm~150mm位」をバランスよく2眼でカバー、ロスレスなクロップズームで「画質はほぼ一定」…と言う、今までありそうでなかった「撮りやすさ重視のスペック」です。
正直、実現可能かは分かりませんが(ChatGPTは可能と言っている)、これが製品化されたら、近ごろ「アイディアやスペック面でやや飽和状態」と言われるスマホカメラの新しいカタチとして、個人的には面白い気がします。
大型・高画素のセンサー×クロップズームで、1つのカメラで3倍超をカバーする
もともとスマホが多眼になったのは、昔は(デジタル)ズームの画質が悪かったからです。
つまりズームができないので、必要な焦点距離ごとにカメラを載せる必要がありました。
その結果、今の広角側に偏ったバランスの悪い構成が、暫くそのまま続いているという状態です。

広角側に特化しすぎ…、望遠が欲しい人は3眼以上が必要
そしてこの構成は、「写真で美味しい」50mmや80mm位の焦点域が蔑ろになっている点も残念です…
でも、今はセンサーの大型化&高画素化が進み、それに優秀な画像処理が組み合わさることで、1つのカメラで3倍位のズーム(トリミングズーム)は、画質的に問題ないところまで来ています。
実際PixelのProシリーズなどは、メインカメラ(1/1.3インチ・5000万画素)で3倍にズームして撮っても画質は非常にキレイなまま(4倍もイケる)、それは4800万画素のiPhoneでも同じです。
以前は「スマホの小さなセンサーに5000万も1億も極小の画素を並べてどうすんの?」と思っていましたが、「(クロップ)ズームするため」と言われれば話は変わります。
画質を保ちつつ、1つのカメラに3倍程のズームを任せられる現在なら、スマホのカメラ構成は大きく変えられるはずです。
一つ目(メインカメラ)は広角ではなく超広角にする
メインカメラは超広角(15mm位)からスタートさせます。

そこから、3倍程度のクロップズームが可能なら、カバー範囲は「15mm~50mm位」となりますので、現行の「二眼スマホ」の殆どは、カメラ1つで事が足ります。
勝手ながら、カメラが1つの「iPhone 16eや 17e」は、個人的にはこのくらい冒険しても面白かったんじゃないか?と思います。
また、メインカメラが15mmですから、今より接写が強くなる(近くにピントが合う)はずで、現状の「近くを撮るために超広角に切り替える」という行為も不要になります。
「メインカメラのまま寄って撮れる」というのは、Pixel 9aや10aがそうですが、やはり普段使いでとても撮りやすいスペックです。
それに、超広角と広角を同じセンサー&レンズが担当するので、画質や色味の差をほぼ無くせる点も有難いと思います。
問題は「1倍が15mm」となる点で混乱がありそうですが、この際スマホは「〇倍」という表記よりも、すべて「○○mm(フルサイズ換算)」の表記に統一した方が、後々も便利かもしれません。
iPhoneもズームのゲージにしれっと「フルサイズ換算の焦点距離」を出すようになりましたし…

良い点
超広角と広角で画質や色味の差がなくなる。
接写のためにレンズ切り替えが不要。
懸念点
1倍=広角のイメージが崩れる。
「1/1.31インチ位のセンサー+超広角レンズ+5センチ位まで寄れる」というカメラユニットが、どれくらいの「出っ張り」になるか?
二つ目のカメラは50mmから
一つ目のカメラで15mm-50mmをカバーできれば、二つ目は50mm(標準)からスタートすることができます。

そして、50mmから3倍をカバーできるので、80mmや100mmなど、ファンの多い中望遠域の画質も疎かになりません。
そして、メインカメラより焦点距離が長い分、ポートレートモードに頼らなくても、今のスマホより自然な光学ボケが手に入ります。
さらに、最短撮影距離を20cm位に設計し、テレマクロ的な使い方も可能にすれば、スマホでも手軽にホンモノのボケを楽しめるはずです。
好い点
美味しい「標準・中望遠」の画質が上がる
今より光学ボケを楽しめる
懸念点
必要ない人は、15mm~50mmの1眼だけで良い
これで、スマホは「15mm~150mm」を二つのカメラでカバーできるようになり、一眼カメラの「ダブルズームキット(+超広角)」と同じスペックをポケットに入れて持ち歩くことができます。

そして、この二つのカメラに同じセンサーを載せて「ズーム全域で極端な画質の差がない」とできれば、非常に撮りやすく、今より様々なシーンで活躍できるのではないでしょうか。
もし3つ目のカメラを載せるなら、それこそ「200mm位の望遠」からスタートさせれば、運動会などで活躍できそうですし、話題になる月(どれくらい撮りたい人がいるか分かりませんが)も、今よりもリアルに撮れるはずです。
という訳で、普段「多眼スマホ」を使いつつ、感じる不満とその解決策を色々と妄想してみました。
もちろん「クロップズームは嫌、それぞれの焦点距離にカメラを載せて欲しい」、「1倍は広角じゃないと気持ち悪い」という声も根強いと思います。
ですので、ハイエンドのモデルには、これまで通り 5眼・6眼とゴージャスにカメラを載せるのもアリと思います。
そして、今回のお話のカメラ構成は、まずはミドルかミドルハイクラスのモデルに搭載して、「気軽に色々と撮りやすいカメラ」が欲しい人向けに出てきたら良いように思います。
皆さんはいかがでしょうか?
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
