iPhoneは簡単にキレイに撮れて 楽しいカメラですが、構えが安定し難いせいか、写真の水平と垂直のラインが曖昧になりがちです。
素晴らしい景色を撮った後、その場を離れてから気付く微妙な傾きほど、悔しいものはありません。
そんな方のために、iPhoneはカメラと同じような グリッド線を 画面に表示することができます。

今回は この便利なグリッド線の出し方と、同時に有効になるもう1つの隠し機能を 合わせてご紹介します。
iPhoneにグリッド線があるのを知らなかった…
新しく買い替えたら 出し方を忘れた…
と言う方は、ぜひご参考いただければと思います。
※ iOS16・iPhone14でもやり方は同じです。
グリッド線のON / OFFは、ホーム画面の設定から
グリッド線のON/OFFは、カメラの撮影画面からではなく、ホーム画面にある 設定 の中で操作します。
◎ サクッと手順を動画にしました。
3タップぐらいで終わります
◎ 文字でもご紹介していきます。
最初にホーム画面の 設定 をタップします。
そのまま下の方に進み、「カメラ」をタップします。

下に進み、「グリッド」を有効(緑)にします。

カメラアプリを開いて、撮影画面にグリッド線が表示されているか? 確認してみましょう。

設定は以上です。
ちなみに、構え難いiPhoneは、手だけで構えるよりも 長めのストラップを首から掛けて、紐をピンっと張るように構えると すごく安定するのでオススメです。
動画撮影で左右にパンするときも、紐をピンっと張った状態をキープしながら動かせば、縦ブレの少ない滑らかな画が撮れます。

では続いて、同時に有効になる隠れ機能?をご紹介します。
特に、テーブルフォトがお好きな方には嬉しい機能です。
同時に有効になるのは、真俯瞰撮影のサポートマーク
グリッドを有効にすると、真俯瞰撮影をサポートする 十字のマークが 同時に出るようになります。

真俯瞰撮影は被写体を真上から写す撮り方で、カメラをテーブルと平行に構えて撮ります。

画面中央に表示される白と黄色の十字が ぴったり重なるように iPhoneを構えると、テーブルと平行になります。

自分ではちゃんと平行に構えているつもりでも、最初は結構ズレているので驚きます。
真俯瞰構図は テーブルフォトや アクセサリーなど 小物の撮影に向いていて、手軽にオシャレでかわいい写真が出来上がります。

また、お皿の上のものをしっかりと見せられるので、言葉の代わりに写真が全部 説明してくれる、そんな機能的な構図でもあります。
被写体を真上から撮るときは、光源が上にあると自分の影が写ってしまうことが多いので、天井の照明を消したり、窓の近くで撮ったりなど、なるべく 光が横方向から当たるように工夫しましょう。
テーブルフォトや物撮りは、実は 離れて撮った方が カタチがキレイに写ります。


1xのまま近くから撮ると、左の写真のように 矢印の方向へと引っ張られるような歪みが目立ちます。
上方向に離れて撮るのは なかなか大変ですが…、できれば3xくらいにズームして、被写体が入りきらない場合はは グーっと離れて画面に収めましょう。
カメラマンなら脚立に登って撮ったりしますが、皆さんは椅子か、何か台の上に乗って撮ってみましょう。
被写体の位置を 低くする(ローテーブルに置くなど)のもアリです。
オシャレな撮影台も一緒にどうぞ
※ シングルレンズのiPhoneをお使いの方は、ズーム倍率が表示されませんので、ズームバーの真ん中くらいで撮りましょう。
真俯瞰サポートマークなんて以前は無かったと思って調べたところ、どうやらiOS11から追加された機能のようです。
こういう細かいアップデートは「さすがApple!」と思いますが、その前に、グリッド線の設定はもっと分かりやすいところに置いて欲しいですよね。
こちらでは、 iPhoneで簡単・しっかり・キレイに撮るコツをご紹介しています。
よろしければ合わせてご参考ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。