「友達を撮るのが好きだけど、なんとなくフツーにしか撮れない…」
「もっとおしゃれに、カッコよく撮ってあげたい!」
そんな友達思いのみなさんのために、今回は簡単な鉄板ワザを一つご紹介します。(笑)
みなさんのSNSのアカウント写真にもオススメなそのワザとは…
誰でも簡単におしゃれに写真が撮れちゃう「頭きり」のテクニックです。
カメラの操作テクではないので、ミラーレスでもコンデジでもスマホでも。
どんなカメラでもOKです。
「頭きり」とは
「頭きり」という言葉が一般的か分かりませんが…
僕の仲間は昔から使っていた言葉です。
テクニックといっても実はとても簡単で、「頭の上を少しフレームアウトさせる」だけなんです。
たったこれだけですが、だいぶ印象が変わります。
不思議ですよね。
顔の上に空間があると、見る人の目は無意識に顔と空間を行き来します。
この空間を消してしまうことで、目線が顔や表情に落ち着くのです。
本屋さんでファッション系の雑誌を見ると、「頭きり」のカットが多いハズです。
また、ミュージックビデオだったり、特に海外の雑誌、ドラマなどを見てもそうですね。
本番前にしっかりイメージの練習しておきましょう
どの辺で「切る」か?
これはイメージ練習が必要です。
一番良い練習は、スマホに入っている写真を拡大して、動かして探ることです。
1|まず、頭の先が画面からはみ出すくらいまで拡大させます。
2|次に「どこで切るとバランスが良いか?」写真を動かして探ります。
人を撮った写真がなければ、自撮りの写真でもいいですし、Googleの画像検索で好きなモデルさんを探しましょう。
◎ 少し切る
頭の先をコツンと当てるように切ります。
◎ 大胆に切る
眉上くらいまで切ってみます。
◎ まとめて切る
写真に動きが感じられて、家族写真もなんとなく楽しそうです。
こう切らなきゃいけないというのはありません。
自分が一番イイ感じ素と思うところが正解です。
さらに、相手が気に入ってくれたら大正解です。
切らないほうがよければそれも正解です。
トリミングありきで広めに撮っておくのが安心
「頭きり」のコツがなんとなくイメージできたらいよいよ本番です。
ただ、初めからギリギリのラインで「切って」撮るのは少し怖いですよね?
撮影中は自分も相手も動きます。
ほんの少しのバランスで変テコな写真になることもあります。
「あー切らないのも撮っておけば良かった…」なんて後で後悔するかもしれません。
ですので、必ず「頭きりアリ・ナシ」で撮るようにしましょう。
それと、最初は撮った後にトリミングで「頭きり」するほうがオススメです。
じっくりラインを決めることができます。
トリミングでラインの感覚を覚えたら、撮影中でも迷いなく「切れる」ようになるハズです。
カメラで切るのもよし。
家に帰ってじっくりパソコンで切るのもよし。
スマホに転送してアプリで切るもよし。
デジタルだからこそ、気軽にできる「頭きり」です。
どんどんやってみましょう。
人物写真の縦横比は4:3がオススメ
トリミングをするときに、写真の縦横比を自由に変えることができます。
でも、人物写真で一番落ち着くのは「4:3」ではないでしょうか。
ファッション誌などの雑誌サイズはA4より少し横幅が広い感じです。
縦横比で比べれば、3:2より4:3のほうが近いです。
僕は6:7というサイズが一番好みですが、4:3もポートレート向きな落ち着きのあるバランスだと思います。
また、一枚一枚が「バラバラな縦横比」というのもあまりオススメしません。
3:2か?4:3か?6:6か?。
できれば、どれか一つ自分好みの比率を見つけて、じっくり付き合うのがイイと思います。
16:9も映画のワンシーンのように撮れるので面白いですよ。
プラス、おしゃれな明るさ
友達をカッコよくおしゃれに撮るなら「写る明るさ」にもこだわりましょう。
少し明るめに撮るだけでも印象はかなり変わります。
写真の明るさを変えるのは『露出補正』を使えば簡単で楽チンです。
暗い?明るい?写真の明るさは『露出補正』で簡単・自在にコントロールできます。
さらに一味変えるなら、「シャドー(暗い部分)だけを明るく」するのもオススメです。
露出補正は写真全体の明るさを変えます。
でも、シャドー(暗い部分)とハイライト(明るい部分)とを別々に微調整できるカメラもあります。
シャドーだけを明るくすると、影が薄くなりふんわりとした優しい写りになります。
個別調整ができるカメラをお持ちなら一度試してみてくださいね!
- 電話サポートに聞きましょう
- シャドー部分の明るさだけ微調整できますか?
- どうやって操作しますか?
逆光〜半逆光の柔らかい光を探す
そもそも影を薄く優しくしたいなら、なるべく「柔らかい光」で撮るのがコツです。
また「光の向き」も大切で、逆光、半逆光を狙って撮るだけで 写真はドラマチックに仕上がります。
日の出直後の早朝か、日没前の夕暮れは一日のうちで光が最も美しいと言われています。
これだけおしゃれ条件を盛れば、友達もたぶん喜んでくれるはずです。(笑)
プラス、おしゃれな色合い
「頭きり」+「ふわっと明るく」
ここまで来たら、仕上げは「色合い」にもこだわってみましょう。
デジタルカメラは、ホワイトバランスを微調整することで、自分の好きな色を付けて撮ることができます。
赤い?青い?ホワイトバランスの微調整を覚えれば… 修正も表現も自在です!
モニターに被写体を映しながら色を調整していけば、イメージが掴みやすいはずです。
黄色をのせてみました。
青緑をのせてみました。
ホワイトバランス微調整は、初心者さんに少し難しい操作だと思いますが、これができるようになると写真の色合いを自由にコントロールできちゃいます。
見た目の色に近づけて撮ったり…
ワザと色をつけてイメージを作ったり…
ここは気合を入れて、早いうちに覚えてしまいましょう。
一度覚えてしまえばなんてことないですよ!
小ワザを生かして簡単キレイに楽しく撮る!
「頭きり」のイメージはつかめましたでしょうか?
小さなテクニックでも写真の印象はガラッと変わります。
そんな小さなテクニックをいくつか組み合わせるだけで、楽しく写真を撮ることができます。
難しいカメラの操作は要りません。
お疲れ様でした!