お花のしべにしっかりピントを合わせたい!
星にピントを合わせたい!
今のカメラのオートフォーカスは優秀ですが…
常に100%、皆さんの希望通りにピントを合わせてくれるか?というと…
さすがにそれは無理なお話です。
どうしてもココに合わせたい!
でも、オートフォーカスじゃなかなか合わない…
こんな場面に遭遇したら…
やはり『マニュアルフォーカス』に切替えて、自分の目と手で合わせるしかありません。
「でも、マニュアルフォーカスなんて全く自信がない…」
という方も少なくないと思います。
僕も相当苦手です…
と言うよりもAFに慣れすぎて、できなくなりました(笑)
でも、皆さんお使いのデジタルカメラには…
『新しいピント合わせ』の機能がついています!
今回は『ライブビューの画面を拡大して、マニュアルフォーカスでじっくりピントを合わる』お話です。
ぜひ覚えてくださいね!
厳密なピント合わせをする場合、まずは三脚が必要です!
はじめに、厳密なピント合わせをしたいときには三脚が必須です。
せっかくこだわって、厳密にピントを合わせても…
その後、少しでも自分が動いてしまったら、結局ピントはズレてしまいます…
特に、絞り開放のマクロレンズで接写などという場合は…
前後に1cm動いただけでもピントがズレてしまいます。
ピントにこだわるなら『ライブビュー+拡大』でしっかり合わせる!
では早速、ライブビューを使った『拡大ピント合わせ』をやってみましょう!
できれば、カメラを三脚に固定するのがオススメですが…
手元にない場合は、カメラを机の上に置きましょう。
まず『ファインダー撮影』から『ライブビュー撮影』に切り替えます。
切り替えのボタンがあったり…
ミラーレスなら、ファインダーから目を離すと自動的にライブビューに切り替わるカメラもあります。
次に『フォーカスモード』を『マニュアルフォーカス(MF)』に切り替えます。
カメラ側の設定で変えたり…
レンズ側に切り替えスイッチがあったりします。
ここまでは簡単ですね!
カメラが固定されていると、操作に集中できます。
これだけでも、ファインダーよりピントを合わせやすく感じるハズです。
次に、画面を拡大する操作に移ります。
ライブビューの拡大
取扱説明書で『ライブビュー撮影』と『ライブビューの拡大』のページを確認してみましょう
『拡大ピント合わせ』で覚えておきたいのは…
① 画面を拡大する操作
まずはじめの操作です。
だいたいどのカメラも『拡大ON』のボタンがあるハズです。
② 拡大率を変える操作
どのくらい拡大するか?を決める操作です。
2倍・5倍・10倍・14倍などと選べるカメラが多いです。
③ 拡大画面を上下左右への動かす操作
画面を拡大していますので、隠れている部分があります。
その上下左右に隠れている部分を表示させるため操作です。
どこを拡大したいのか?を決める大事なポイントです。
④ 拡大画面を元に戻す操作
ピントを合わせた後など、全体を確認したい時などに必要な操作です。
どんな操作でもそうですが…
『元に戻す』という操作はとても重要です。
これだけ覚えておけば大丈夫です!
拡大中の画面に表示されるマークも覚えておきましょう!
どのカメラでも、拡大中はこんな感じの画面になると思います。
◎ 画面上の『上下左右の三角矢印』は、その方向に、画面の続きがあることを教えてくれています。
◎『右下の表示』は、画面全体のどの部分を拡大しているかを教えてくれています。
◎『左下の表示』は画面の拡大率を教えてくれています。
『拡大ピント合わせ』を覚えたら…
何か被写体を見つけて撮ってみましょう!
普段なら難しい、ピンポイントのピント合わせができるハズです。
この、モニターを見ながらのピント合わせは…
実際に『写る写真』を見ながらピントを合わせるという感覚です。
カメラも固定していますし、他のどんな方法よりも確実なピント合わせが可能です!
ピントリングを触るだけで、自動的に拡大してくれるカメラもあります。
最近のミラーレスに多いのが『MFアシスト』という設定です。
この『MFアシスト』が ”ON” になっていると…
マニュアルフォーカス中に『ピントリング』に触れるだけで、自動的に画面が拡大されたりします。
また『ピントリング』から手を離せば、自動で元に戻ります。
これを、便利と思うか、勝手なことをするなと思うかは皆さん次第ですが…(笑)
僕は後者です。
例えば、ピントを合わせた後、まだチェックしているのに『パッ』と元に戻ったり…
はじめ、大まかにピントを寄せていくときは『まだ拡大しなくてもいいのにな』と思ったりもします。
そもそも、拡大しなくてもいいときもありますよね?
ですので、僕は『MFアシスト』をOFFにして…
拡大・戻しは必要な時だけ、手動でするようにしています。
皆さんも自分のタイミングがあると思います。
手動で操作した方が使いやすいかもしれません。
ミラーレスはマニュアルフォーカスが得意!?
『電子ファインダー』付きのミラーレスなら…
ファインダー内でも『拡大ピント合わせ』をすることができます。
『拡大ピント合わせ』は、基本的に三脚が必要ですが…
拡大率を2倍など低めにすれば、手持ちのスナップ撮りの際にも使えます。
ミラーレスは、便利な機能や、新しい写真の撮り方がどんどん追加されています。
一眼レフとミラーレス一眼では『カメラの使い方』も違うんです。
さらにもう1つ…
ミラーレスならではの『新しいマニュアルフォーカスの合わせ方』があります。
それは『フォーカスピーキング』という…
ピントが合っている部分を ”色” で教えてくれる賢い機能です。
『拡大ピント合わせ』は三脚推奨ですが…
『フォーカスピーキング』は手持ちでもサクサク使えます。
普段使いで『マニュアルフォーカス』を使ってもイイと思えるくらい、便利な機能ですよ!
『ミラーレス一眼はマニュアルフォーカスが得意?『フォーカスピーキング』で簡単MFピント合わせ!』
でご紹介していますので是非チェレンジしてみてくださいね!