最近のスマホはセンサーの大型化や高画素化によって、トリミングズームやデジタルズームの画質が向上しています。
僕の愛用しているPixel 8 Proもメインの広角なら3倍位、望遠ならは2倍位までは十分キレイに撮れます。
そんな超解像ズームもPixelの人気の一つですが、ズームして撮ると困るのが、数日後、数か月後に「これって何倍で撮ったっけ?」と分からなくなってしまう事です。
Googleフォトには簡単な撮影情報しか表示されないので、メインの広角か、超広角か、望遠か、どのカメラで撮ったかぐらいは分かるものの、「何倍にズームして撮ったか?」までは分かりません。
そこで、Pixelがデジタルズームの情報をEXIFに記録していることを期待しつつ、そのデータを表示できるアプリを探した結果、「EXIF Pro」という良さげなアプリを見つけたので、今回ご紹介したいと思います。
35mm換算の焦点距離も表示されますので、実際に何ミリ相当で撮ったのか(焦点距離×ズーム倍率)も簡単に分かります。
Pixelで撮った写真のズーム倍率が分かる「EXIF Pro」
アプリのインストールはこちらから
※インストール・利用はご自身の判断でお願いいたします
インストール後は、初回起動時にストレージへのアクセス許可を求められます。


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Googleフォトから見る手順
アプリ上で写真を探してEXIFを見ることもできますが、やはりGoogleフォトで見ている写真を「EXIF Pro」に共有して見る方が使い勝手が良いと思います。
Googleフォトで写真を選び、左下の「共有」をタップ → 「EXIF Pro」をタップします。

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「EXIF Pro」が開き、様々なEXIFのデータが並びます。

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この写真の場合、「デジタルズーム倍率」が 2とありますので、「2倍ズームで撮った」ことが分かります。
また、「35mmフィルム換算焦点距離」が 24とありますので、「48mm相当で撮った(24×2)」ことも分かります。
他にも様々なデータが見られたり、データの書き換えも可能ですが、個人的には今回の目的である「ズーム倍率」が分かるだけで満足です。
ちなみにiPhoneの場合、ズーム倍率の記載はありませんが、デフォルトの写真アプリに「使用カメラ」と「実際に何mmで撮ったか」の表示が出るので親切です。

使ったのは26mmの広角カメラ、撮った写真は49mmと記録されているので、「約1.8倍ズームで撮った(49÷26)」ことが分かります。
実際に調べてみた
では実際に、下の似た二枚の写真のEXIFを「EXIF Pro」で確認してみたいと思います。
何となく右の方がキレイですが…


それぞれのEXIFは以下の通りで…


左の写真はズームは約6倍、レンズの焦点距離は2.23mm、35mm換算で12mmとありますので、「超広角カメラで6倍にズームして撮った」という事が分かります。(=72mm)
一方、右の写真はズームは約3倍、レンズの焦点距離は6.9mm、35mm換算で24mmとありますので、「広角カメラで3倍にズームして撮った」という事が分かります。(=72mm)
つまり、同じ72mm相当でも、「超広角の6倍ズーム」と「広角の3倍ズーム」とでは画質の差が出るのは当然で、右側の写真の方が花びらの色も質感も自然、さらに背景のボケもキレイです。
少し余談になりますが、Pixelでピントが合わないからと不意に「マクロ機能」を有効にすると、知らないうちに左側の写真に誘導されてしまうので、取りあえずマクロの自動切替えは「オフ」がおすすめです。
こちらの記事も併せてご参考ください
【マクロ無しでも大丈夫!】スマホのマクロで接写した写真がイマイチ綺麗に撮れない理由と解決策
広告は180円~で消せます
さて今回は、Pixelで撮った写真の「ズーム倍率」を確認できるアプリ、「EXIF Pro」をご紹介しました。
Googleフォトで気になる写真を見つけたら、すぐアプリに飛んで確認できますので使い勝手もバッチリです。
ちなみに、「デジタルズーム倍率」をEXIFに記録しないスマホもあるようで、家に転がっていたOPPO RENO 5にアプリを入れて見てみましたが、表示がありませんでした。
他メーカーをお使いの方は、宜しければお試しいただけたらと思います。
「EXIF Pro」は無料で利用できますが広告が表示されます。
下部のバナーはそれほど気になりませんが、たまに全画面の動画広告が出るので、アプリが気に入った方はサクッと課金(180円~)して消してしまいましょう。
また、自ら先に動画広告を再生することで、広告を数日間非表示にできる機能もあります。

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今回も最後までご覧いただきありがとうございました。