フィルムの時代からカメラにとってゴミはずっと大敵です。
でも!デジタルカメラのゴミ問題はさらにシビアです。
フィルムカメラの場合、もしフィルム面にゴミが付いてしまっても、1枚撮る毎にフィルムは移動するので、次のコマには影響しないことが多かったのですが…
デジタルカメラの場合はセンサーが動かないので、一度ついたゴミや埃はそのコマから後にずっと写り続けてしまいます。
ゴミ問題は『デジカメの欠点』とも言われていましたので、カメラメーカーも強力な『ゴミ取り機能』を搭載しています。
ただ、『ゴミ取り機能』が強力であっても、まずはゴミを入れないことが大事ですよね!
今回は、『カメラのセンサーにゴミが入ってしまうタイミングと、気をつけるポイント』をご紹介していきます。
センサーにゴミが入りやすいタイミングは、ご存知の通りレンズを交換するシーンです。
レンズを交換するときの注意点がいくつかあります。
① 埃っぽいところで交換しない。
そのままです。さらに風の強い場所などではいつゴミが入るか分かりませんので、そこではレンズ交換しないほうが良いですね!
② レンズを外したカメラをそのままにしない。
交換するときは、次のレンズを用意してからササッと交換しましょう!カメラの口が開いた状態を放置すると、その間に何が入ってくるかわかりませんよ(笑)
僕はお客さんのカメラのレンズを外した時に、小さい虫の死骸がポロっと落ちたのをはっきり見ました…その方には言えませんでしたが。
もし、カメラの口が開いた状態がしばらく続くようでしたら、口を下にして綺麗な台の上などに置いておけば、上から降ってくるゴミや埃からは守れます。
もちろん芝生や土の上とかはNGですよ!
③ レンズ交換は無言で。
今はセンサークリーニング機能が付いてるカメラが多いので、センサーにゴミや埃など『渇いたもの』が付いてしまっても、ゴミ取り機能で吹き飛ばしてくれます。
ただ、唾や飛沫のように『水分のあるもの』が入ると、センサーにくっ付いてしまうのでゴミ取り機能もお手上げです。
くしゃみとかも出そうにないタイミングでササッと交換しましょう!
④ レンズ、カメラの電子接点を触らない。
今のカメラは、レンズとカメラの通信ができなくなると撮影自体ができなくなってしまいますので、電子接点は特に指で触らないようにしましょう。
『いちばんはじめ』は、このあたりを注意しながら交換するとベストです。
ゴミはどこからやってくる?
レンズ交換に気を付けていても、びっくりするくらい大きいゴミがセンサーに乗っかっていたりします…
このゴミ…いつ、どうやって入ってきたんでしょうか?
ゴミがセンサーに入る経路で意外と見落としやすいケースをご紹介します。
ゴミのリレーのスタートは『レンズのリアキャップ』です。
レンズやカメラに気を使う方は多いですが、レンズの後ろ側のキャップは意外に盲点です!
ボディ側のキャップも同じですよ。
リアキャップやボディキャップを置くときも、綺麗な台の上に内側を下にして置きます。
キャップをレンズ、カメラにつける時は軽くブロアで吹いてからにしましょう。
僕も昔は「今日はこのレンズで!」と出かける前に交換して、リアキャップの内側を上にしたまま机の上に置き去りにしていくことがありました…皆さんも是非お気をつけください。