オリンパスは”オート(iAUTO)”でもしっかりキレイ!ライブガイドの使い方 〜旧機種でも効果の合わせ掛けが可能です〜

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初心者さんなら…
『とりあえず”オート”から』という方も多いと思います。

オリンパスのオート、”iAUTO”には…
本来は応用撮影モードで設定する様々な効果を、いとも簡単に呼び出せる”ライブガイド”という機能が付いています。

「ライブガイド」に沿って撮影すれば、写真の明るさや色合い、背景のボケ具合などを直感的な操作で簡単に設定できるので、思い通りの写真を手軽に楽しむことができます。

オリンパスのサイトではこう紹介されています。

実はこの”ライブガイド”、ものすごく優秀なんです。
もし、オリンパスのカメラで”オート”で撮るなら…
必ずマスターしておきたい機能です。

今回は、オリンパスのユーザーさんのために…
優秀な”ライブガイド”の機能についてご紹介していきます。

簡単な操作を一手間加えるだけで…
写真はガラッと変わります。
撮影がもっと楽しくなりますよ!

オートで撮るなら、”ライブガイド”だけは覚えましょう!

では早速”ライブガイド”の操作を確認していきましょう。

ライブガイドの操作はとても簡単です。
① 撮影モードを”iAUTO”に合わせます。

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② OKボタンを押します。

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”ライブガイド”が出てきます。

後は…
十字キーまたはダイヤルの”上下”で『何をしたいか?』を選んで、”OKボタン”を押すだけです。

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どれも魅力的ですよね(笑)

色の鮮やかさを変える

くっきり鮮やかに ⇄ 穏やかに

言葉の通り、色の鮮やかさの調整ができます。
彩度だけではなく、併せてコントラストの強弱も変化します。

例えば、曇りの日や日陰で撮るときは、被写体の”色”が出にくいこともあります。
そんなときは”くっきり鮮やか”が効果的です。

応用撮影モードなら、彩度は”ピクチャーモード”で調整します。

ただ、”ピクチャーモード”で設定するときは…
鮮やかか?ノーマルか?穏やかか?など…
基本的にはプリセットの中から選ぶことになりますよね?

”ライブガイド”は…
鮮やかも、穏やかも、その中間も、自由に選べてしまう優秀さです。

色合いを変える

暖かい色に ⇄ クールな色に

暖かい、クールと聞いてピンとくる方もいらっしゃると思いますが…
ここで調整できるのは”ホワイトバランス”です。

”ホワイトバランスの失敗”は、写真の4大失敗の1つです。

写真が赤い?青い?…それはホワイトバランスの失敗です!|写真の4大失敗

レストランで友達の顔が赤く写ってしまったら…
ライブガイドの”色合いを変える”で、少しずつ”クールな色”に調整すれば、赤みが取れてきます。

応用撮影モードで”ホワイトバランス”を変えるときは、”晴天”や”電球”などのプリセットから選びますが…

ライブガイドなら、その”中間の色合い”を簡単に選ぶことができます。
これは、ホワイトバランスの設定というより、さらに一歩進んだ『ホワイトバランスの微調整』の機能です。

これが、オートでできるんです(笑)

明るさを変える

明るく ⇄ 暗く

写真は”写る明るさ”がとても大切です。

友達の顔が暗く写った…
お花をもうちょっと明るく撮りたい…

これからは、ライブガイドの”明るさを変える”で…
”写る明るさ”も自由自在です。

応用撮影モードなら”露出補正”で…
ライブガイドなら”明るさを変える”で…
写真の明るさはしっかりと自分好みに合わせて撮りましょう。

背景をぼかす

背景をぼかす ⇄ 背景までくっきり

「背景をボカしたいから一眼を買った」
こんな方も少なくないと思います。

ココを使えば、ボカす・ボカさないの調整ができます。

ただ…
キレイにボカすコツは、カメラの操作だけではありません。
しっかりキレイなボケを撮りたければ…
レンズの使い方も覚えましょう!

一眼カメラでキレイなボケをしっかり撮る4つのコツ

動きを表現する

動きを流す ⇄ 動きを止める

走っている愛犬をピタッと止めて撮りたい…
渓流の水の流れをブラして撮りたい…
このような、”動きの表現”を撮りたいときに有効です。

”シャッター速度優先モード”で”シャッター速度”を調整するのと同じ効果があります。

”動きを流す”を選べば、簡単にスローシャッター撮影ができます。

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ただ、カメラを三脚に固定するか、どこかに置いて撮ることがお約束です。

反対に”動きを止める”を選べば、”シャッター速度”が速くなります。

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ただ、”動いている被写体をピタッと止めて”というのは、難しい撮影の1つです。
”ライブガイド”の調整だけでは、なかなか望み通りに撮れないかもしれません。

動きモノをしっかり撮るなら…
やはり”シャッター速度優先”を覚えましょう!

食わず嫌い?本当は1番楽しい!『シャッター速度優先:S (Tv) モード』の使い方
写真が真っ暗…? 暗い場所で『シャッター速度』を速くするには

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戻し方を覚えておけば、何があっても怖くない

セットした”ライブガイド”は、”MENUボタン”を押せばいつでもキャンセルできます。

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キャンセルの操作がシンプルなのも、初心者さんには嬉しいところです。

どんな設定でもそうですが…
”戻し方”さえしっかり覚えておけば…
どんな複雑な設定をしても安心です!

おかしいと思ったら元に戻す。
撮り終わったら元に戻す。

”元し方”も大事な使い方です。

ミラーレスカメラだからこそ簡単な”ライブガイド”

ライブガイドで手軽に思い通りに撮れるのは…
”ミラーレス”だからこそです。

ライブガイドの調整具合は、ファインダーやモニターにそのまま反映されます。

鮮やかさも、色合いも、明るさも、ボケも、動きも…
事前に全て見せてくれます。

これは、答えを見ながらテストを受けるのと同じです。
誰でも100点に近い点が取れるハズです。

写す被写体を実際に見ながら効果を調整すれば…
誰でも思い通りに、失敗せずに撮れるハズです。

特に”明るさ”と”色合い”は、写真を撮る際の最も大事なポイントです。
被写体をしっかり見て、自分好みに微調整してから撮りましょう!

”E-PL7”以降は、ライブガイドの合わせ掛けが可能です

この優秀な”ライブガイド”ですが…
以前はどれか”1つ”の効果しか選べませんでした。

でも、最近の機種(E-PL7以降)なら合わせ掛けも可能です。
鮮やかさを調整して、色合いを調整して、明るさを調整して…
さらに背景をボカすなんてことも…
親指だけで全てできるんです!

もう”オート”だけでも良いのかもしれません…

以前の機種でライブガイドを2つ掛けする裏技?!

”E-PL7”より前に発売されたカメラでは、ライブガイドは1つしか掛けられません。

「便利なのに、何で合わせ掛けできないの?」
皆さんから聞かれることもありましたし…
僕もずっとそう思っていました。

でも、ちょっと裏技?を使えば…
擬似的に2つの効果を掛け合わせることができます。
ちなみに、説明書には書いてありません(笑)

以下の機種ならできるハズです。
OLYMPUS PEN:E-P3・E-P5・E-PL1・E-PL1s・E-PL2・E-PL5・E-PL6・E-PM1・E-PM2
OLYMPUS OMD:E-M5・E-M10

通常、iAUTOで撮るときは”露出補正”が効きません。
でも、”ライブガイド”を何か1つセットした後は、なぜか”露出補正”が効くようになります。

これを上手く利用して…
① まず”明るさを変える”以外のライブガイドを1つセットする。
② 次に”露出補正”で明るさを微調整する。
この手順なら、擬似的ですが合わせ掛けができます。

「2つだけ?」と思うかもしれませんが…

色合いを変える+露出補正
=普段使いなら十分、自分のイメージ通りの色あいと明るさで撮れます。

鮮やかさ+露出補正
=写真を硬めにしたり、柔らかめにしたり、おしゃれイメージにも仕上げられます。

ボカし+露出補正
=お花ももっとキレイに撮れます。

動き+露出補正
=ブレをいかしたプロ並みの風景写真も撮れます。

”2つ”だけでもかなりイケますよ!

ライブガイドと露出補正の合わせ掛けをやってみましょう。

PENの場合

① まず、ライブガイドで”明るさを変える”以外の何かをセットします。

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② 十字キーまたはダイヤルの”上”を押します。

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③ 露出補正が有効になったら…
十字キーまたはダイヤルの”左(マイナス補正)”と”右(プラス補正)”で補正します。

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簡単です!

OMDの場合はちょっと一手間

OMDの”露出補正”はダイヤルで操作しますが、”iAUTO”では効きません。
そこで、PENと同じように、十字キーの”上”を押すと”露出補正”が効くように、設定を変更する必要があります。

メニュー設定 → ギアマークB → ボタン機能 → 十字ボタン機能 → ”ダイレクト機能”に。

この設定にすれば…
合わせ掛けのやり方はPENでの操作と同じです。

『ギアマークが出ていない』という方は…
メニュー設定 → スパナマーク → ギアメニュー表示 → ON。
先にこのように設定しておきましょう。

ライブガイドから応用撮影モードにステップアップ!

オリンパスのライブガイド、結構使えますよね?
ベテランさんこそ『すげぇ』と思うかもしれません(笑)

”オート”の良い点は…
設定がグチャグチャになって、ワケがわからなくなっても…
電源を入れ直せば、全て元に戻るので失敗が少ないことです。

応用撮影モードの場合、皆さんが変えた設定は、皆さんが戻さない限り変わりません。

ただ、便利で優秀なライブガイドですが…
気になるところもあります。

それは、ライブガイド中は”露出データー”が表示されないことです。

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例えば、”シャッター速度”は…
手ブレ(カメラブレ)するかしないかの判断のために、常にチェックしたいところです。

ブレ失敗はもう卒業!ブラさないための基本とは? | 写真の4大失敗

”明るく”したら…
”背景までくっきり”にしたら…
”動きを流す”にしたら…

シャッター速度は、手ブレするほど遅くなっているかもしれません。

ライブガイドでカメラを操って、写真を撮るのが楽しくなったら…
次の一歩は、”プログラムオート”へのステップアップです。

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先にライブガイドの”5つの効果”をじっくり体験しておけば…
『それを”プログラムオート”でやるにはどうしたらいいか?』
というように覚えていけば早いですよ!

もっと自由に、もっと楽しく。
皆さんのイメージ通りの写真が撮れるようになるハズです。

ぜひ、このサイトでカメラと写真のキホンをマスターしてくださいね!

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