雪景色が青い?暗い? 白銀の世界を写真にキレイに撮るコツ

「雪景色を撮ると、なんとなく青く、暗く写るのはどうして?」

このように聞かれることがあります。

冬でもなかなか降らない地域に雪が積もったり…
やっと来れた憧れの旅先の雪景色だったり…

目の前に広がる銀世界に感動してカメラを向けることも多いと思います。
そんな数少ない貴重なシーンで失敗は嫌ですよね?

今回は、感動的な白銀の世界をそのまま写真に収めるコツをご紹介したいと思います!

AUTOやシーンモードだと暗く青くなりやすい?

今回の「暗い」「青い」という問題は、「明るさ」と「色合い」の調整がうまくいかなかったからです。

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写真を撮るとき、気をつけることは幾つかありますが…
その優先順位の最上位とも言えるのは、この「明るさ」と「色合い」の部分です。

AUTOやシーンモードでは、ここが全てカメラ任せになります。

「明るさ」と「色合い」を思い通りにコントロールしたければ…
撮影モードは「プログラムオート」がオススメです。

誰でも簡単キレイ!普段使いにいちばんオススメ!|プログラムオート(Pモード)の使い方

「いつも絞り優先!」という方はそのままでも大丈夫です。

雪が青く写るのはどうして?

見た目では白い雪が写真に青く写るのは、「光の色」と「ホワイトバランス」が関係しています。

太陽の光の色は、日中の晴天なら「白」です。
ただ、曇っていたり、日陰に入ったりすると「青く」変化します。

この「光の色の違い」は、写真に大きく影響します。
人間には雪景色がなんとなく白く見えても、カメラには青く見えていることもあります。

もしかして、青い雪景色を撮ったときは曇っていませんでしたか?
日陰ではなかったですか?

また、雪が「白く」写っている写真があったら、それは天気の良い日、もしくは日向で撮った写真じゃないかと思います。

もちろん、みなさんが居る場所の「光の色」ではありません。
被写体に当たっている「光の色」が写りに影響します。

青みを無くすには?

雪が青く写ったのは、「光の色」と「ホワイトバランスの設定」がズレたせいです。

ホワイトバランスは、普段の撮影なら「オート(AWB)」に設定しておくのがオススメです。

オートにしておけば、晴れ、曇り、日陰など、それぞれ変化する「光の色」をカメラが感知して、常に見た目に近い色合いで撮れるようにしてくれます。

ただ、カメラも間違えることがあります。
今回のケースでは、カメラが「光の色」を上手く処理できず、雪の白が青く写ったということです。

こんなときは、「オート(AWB)」をやめて、その場所の「光の色」にあったホワイトバランスに設定して撮りましょう。

AUTOやシーンモードは、ホワイトバランスが変えられない場合が多いですね。

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カメラを雪景色に向けながらホワイトバランスを変えて、モニターに映る「雪の白さ具合」をチェックしましょう。

見た目に近い「白」になったら、そのホワイトバランスに決まりです。

曇りと日陰の中間の白にしたい!

撮り慣れてくると、さらに!もっと!という気持ちが出てきますよね?

色合いをさらに細かく、自在にコントロールしたければ、「ホワイトバランスの微調整」を使いましょう。

納得のいくまで自分色のイメージを作ることができます。

赤い?青い?ホワイトバランスの微調整を覚えれば… 修正も表現も自在です!

雪景色が暗く写るのはどうして?

「写る明るさ」は、絞りとシャッター速度とISO感度の組み合わせで決まります。

ただ、毎回自分でこの組み合わせを考えるのは大変なので、ここはカメラに任せたままがいいんです。

ただ、カメラは…
白い被写体は「明るい」と認識します。
反対に、黒い被写体は「暗い」と認識します。

例えば、雪景色のように、構図の中に白の割合が多いとき、カメラはそこが「とても明るい場所」だと認識してしまうんです。

「とても明るい場所だから、暗くしなければ…」

このようにカメラが判断した結果、写真は暗めに写ってしまうんです。

これが、皆さんの「目で見る明るさ」と「写る明るさ」がずれる原因です。

写真の明るさはカメラがだいたい決めてくれるけど、最後は「露出補正」で微調整しないとダメ!

どんなシーンでも、これを思い出してくださいね。

明るく撮るには?

思い通りの明るさに微調整できるのが「露出補正」です。

モニターに映る景色を見ながら、0.3段ずつ補正して、イメージ通りの明るさに合わせましょう。

ただ、白い被写体は明るくしすぎないように注意が必要です。
模様や質感が飛んで、「ただ単に白」になってしまいます。

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ベテランさんは、白い被写体を明るく撮るとき、飛ばさないギリギリを狙って露出を合わせます。

撮影中、モニターが反射して見難い場合は、安全に少し暗めに撮っておいて、後で画像処理で微調整するのもアリですね。

青く暗くだから悪いんじゃない

見たままを撮るのも写真ですが、実際とは違う自分なりのイメージを撮るのも写真です。

ワザと青く、暗く撮るものアリなんです。

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写真を青くするなら、ホワイトバランスを「電球」に。
もしくは微調整でじっくりこだわってみましょう。

暗めな写真もかっこいいですよね!

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写真を暗くするなら、露出補正でマイナスに補正するだけです。

露出補正とホワイトバランスを弄るだけでも様々なイメージ写真が楽しく撮れますよ。

最後に、ホワイトバランスを変えて撮った後は、元の「オート(AWB)」に戻しておきましょう。
お疲れ様でした!

Thank you for reading !!

普段の何気ない瞬間こそ、大事にキレイに撮ってほしい

FLOWERCAMERAは そんな想いではじめた小さな写真教室です。
皆さんが写真を楽しく撮れるように、お手伝いできたら嬉しいです。

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