夏の暑さも落ち着いて、空気も清々しくなる秋は『カメラ散歩』の季節です!
カメラを持って近所の公園へ行ってみると…一面にコスモスが咲いていました。
キレイに撮って、是非友達にも見せてあげましょう。
今回は『コスモス(秋桜)を簡単!キレイ!に撮る』お話です。
カメラの設定
カメラの設定は『ボカしのコントロール』がしたいところなので『絞り優先』がオススメです。
『プログラムオート』でも大丈夫ですよ。
ホワイトバランスはオートでも大丈夫ですが、わざと色味を付けるために変えるのも面白いです。
また、どんな場合もしっかり『露出補正』で、自分の好みの明るさにしっかり合わせることが大切です!
レンズは標準ズームより望遠ズームがオススメ。
35mmフィルム換算で80~300mm位の望遠ズームレンズが撮りやすいですよ!
ただ、標準や広角のレンズが無くても撮りにくいので、ダブルズームレンズのセットで買った方は両方持って行きましょう。
背景をしっかり考えましょう
キレイなお花をよりキレイに撮ってあげるには『背景をしっかり考えながら撮る』ことが大切です。
撮る時にもう一度「ホントにここから撮るのがいいのかな?」と考えてみましょう。
撮る方向や角度をいろいろと探してみたり…
はじめはシンプルに、余計なものを画角に入れない構図にしてみましょう!
写真ならではの見せ方を
コスモス畑を見て、人間の記憶に残るのは『一面に咲いているコスモスのお花畑感の印象』だと思いますが…
ただ写真は、敢えて『違う印象』を狙って撮ることで、一緒に行った人を「こんなにキレイだったんだね!」ともう一度喜ばせることができます。
あたり一面に広がるコスモスをそのまま撮ってももちろんキレイですが…
ただそれとは別に、写真ならではの見せ方も考えて撮っていきましょう。
お気に入りの1輪を決めて撮る。
1番気に入ったコスモスを見つけて、画面いっぱいに撮ってみましょう。
また、画面に2、3輪だけを入れて、「これが主人公でこれが脇役」と考えながらも面白いです。
自分なりに、主人公が一番映える構図を考えてみましょう!
この場合は、一番長い焦点距離のレンズ(一番望遠)を使って、背景をボカして撮るのが簡単です。
低い位置から撮ってみる
人の印象に残っているのは立った状態で見たコスモスですよね?
敢えてぐっと低い、虫の目線のイメージで撮ってみると、印象と違う写真を残すことができます。
また、低めから秋の青空をバックに撮ってみるのもキレイですね!
キレイな青空の『青』をバックに入れたいときは、太陽を自分の背にして『順光』で撮りましょう。
カメラの前に太陽がある『逆光』では、青空の『青』は出にくく白っぽくなってしまいます。
ただ、少し飛ばし気味(明るめに露出補正)にして、花びらを透かして撮る『ハイキーな写真』もとてもキレイです。
望遠ズームレンズを上手に使いましょう
望遠レンズは画角(写る範囲)が狭いので、それほど大きくないコスモス畑でも画面いっぱいにお花を入れて撮ることができます。
友達に写真を見せてあげると「どこ?こんなにたくさん咲いてるの?」なんて聞かれるかもしれません。
これは『レンズのマジック』です。(笑)
コスモスに限らず、お花を撮るときは望遠レンズを忘れずに!
コスモスで有名な公園などは、見事に広く一面に咲いているので、広角レンズで撮っても『決まる写真』が撮れますが、そうでない場合は望遠ズームレンズで狭く切り取るのがコツです。
300mm(35mmフィルム換算)くらいの望遠レンズで『最短撮影距離』まで寄って撮れば、上記のような『1輪をアップで』というのが簡単に撮れます。
しかも、自然と後ろはキレイにボケてくれます。
「あそこに咲いているのがキレイで撮りたいけど、柵より中には入れないから…」
こんなときも、望遠レンズなら『離れていても大きく』撮れますね!
また、同じ300mm(35mmフィルム換算)でも、少し離れて撮ると今度は『お花が密集している感じ』を撮ることができます。
『望遠で離れる』というカメラと被写体の位置関係は『圧縮効果』を得ることができますので、見た目の印象よりさらに前後にお花が密集した感じに写ります。
カメラ設定もレンズ交換もしないで『ただ被写体と自分の距離を変えたときの写り方の違い』を覚えましょう。
秋だから秋っぽいイメージに仕上げる
秋なので、秋っぽくイメージを付け加えるのも面白いです。
色を付けてみる
『ホワイトバランス』を『日陰』『曇天』に設定して、黄色味のある暖色に色付けしてみます。
明るさを変えてみる
『露出補正』を強めにプラス補正して(+1.0〜+2.0)、空気の澄んだ感じ、明るい感じを出してみます。
皆さんも「自分だけのイメージ」を撮ってみてくださいね!