僕はこれまで「写真の失敗」について、皆さんから色々な質問や相談をいただきました。
そして、皆さんの失敗の種類をまとめると、最初に悩むところは次の4つでした。
① ブレの失敗
→ 撮った写真がブレている…
② ボケの失敗
→ 撮った写真がボケている…
③ 明るさの失敗
→ 撮った写真がなんか暗い…
④ ホワイトバランスの失敗
→ 撮った写真がなんか赤っぽい(青っぽい)…
皆さんはどの辺でお悩みですか?
でも安心してください!
これらの失敗は、その原因と対処のコツを覚えれば、実は意外と簡単にクリアできます。
もしかしたら、今日で全部クリアできるかもしれません!
これまで、多くの方に「4つの失敗」とその対処法をご案内させていただきました。
すると、それまで見えない壁にぶち当たっていた方が、その壁を一気に乗り越えて、あっという間にその先へ…
急に、写真が思い通りに撮れるようになってしまう方もいらっしゃいます。
「好きこそ物の上手なれ!」
できるだけ早いうちに、思い通りに楽しく写真が撮れるようになれば、その先の上達もスムースです。
ぜひ、皆さんも!
まず最初に「写真で良くある4つの失敗」を覚えて…
なるべく早く、楽しく写真が撮れるようになることを目指しましょう!
① 手ブレ(カメラブレ)の失敗
『写真がブレている…』
これは『手ブレ(カメラブレ)の失敗』です。
部屋の中や、夕暮れ時に撮った写真は…
良くブレますよね?(笑)
そうです。
暗いところで写真を撮ると、ブレの失敗が多発します。
でも、自分はそんなに暗いと思わないのに、撮った写真がブレている…
そんなことも多くありませんか?
実は、人間が感じる明るさと、カメラが感じる明るさには大きな差があるんです。
手ブレ(カメラブレ)をしないためには…
カメラが明るいと思っているか?
それとも、暗いと思っているか?
それを確認しながら撮るということが大事なんです。
詳しくはこちらをご覧ください。
『ブレ失敗とはもうおさらば!ブラさないための基本とは? | 写真の4大失敗』
② ピンボケの失敗
『写真がボケている…』
これは『ピンボケの失敗』です。
今のカメラはとても優秀です。
ピント合わせは、カメラ任せのオートフォーカスで大丈夫です。
ただ、ピントを合わせる時に大事なのは…
『どこに合わせるか?』です。
この『どこに合わせるか?』までオートにしてしまうと…
ピントを合わせる被写体をカメラが選んでしまうという事になります。
「後ろの被写体にピントを合わせたいのに、前にばっかり合う…」とか
「右の被写体に合わせたいのに、真ん中に合ってしまう…」
こういうことありませんか?
オートフォーカスのコツは…
『どこに合わせて欲しいか』をしっかりカメラに指示する事です。
そうすれば、カメラも素早く、迷わず、皆さんがピントを合わせたい所にしっかり合わせてくれるようになります。
いくら優秀なカメラでも、皆さんが『どこに・何に』ピントを合わせたいのかまでは分かりません。
『動きモノ』を撮るときなどは、全てをカメラ任せにする事もありますが…
はじめはまず、オートフォーカスの基本の”き”をしっかり覚えましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
『ピンボケの失敗は、ピントをカメラ任せにしているせい!?|写真の4大失敗』
③ 明るさの失敗
『写真が暗い…』
これは『明るさの失敗』です。
「友達を逆光で撮ったら顔が真っ暗…」
こんなことはよくあると思います。
それ以外でも…
「もう少し明るく撮れたら、料理が美味しそうに見えるのにな…」とか
「女性を撮るときは明るめにって聞いた…」などなど
写真にとって『写す明るさ』というのは最大級に大事です。
『明るさ』が思い通りコントロールできれば…
もっと色々な表現ができるようになります。
でも、ほとんどの方が写真の明るさを『カメラ任せ』にしているんです…
写真の明るさを変えるのって難しそうだと思いますか?
絞りを変える?
シャッター速度を変える?
もちろんそれでも変わりますが…
実は『露出補正』という機能を使うと、誰でも簡単に微調整ができちゃいます。
もうちょっと明るく…
もうちょっと暗く…
もっと明るく!
もっと暗く!
もう自由自在です。
皆さんの写真が一気に変わるはずです。
詳しくはこちらをご覧ください。
『なんとなく暗い…写真の明るさは『露出補正』で簡単!自由自在!|写真の4大失敗』
④ ホワイトバランスの失敗
『写真が赤っぽい…青っぽい…』
これは『ホワイトバランスの失敗』です。
「なんか写りが赤いなぁ」とか
「なんか青白くで発色が悪いなぁ」とか
これまで何となく気づいていませんか?
実は、これには『その場所の光の色』が影響しているんです。
赤い光で撮れば、被写体が赤っぽく写る…
青い光で撮れば、被写体が青っぽく写る…
そのままです。
でも、人間の目ではそんなに『赤く・青く』見えないところが厄介なんです。
(慣れてくれば肉眼でも分かるようになりますよ!)
もし、写真が赤っぽく…
または、青っぽく写ったら…
『ホワイトバランス』の設定を調整すれば解決します。
『ホワイトバランス』を設定するということは…
カメラに『その場所の光の色』を教えてあげるということなんです。
でも、この『ホワイトバランス』。
使い方を覚えると、カラーフィルターのように、写真にわざと色を付けることもできます!
例えば…
夕日の色をもっと赤々しくしてみたり…
クールな感じを出すために、わざと青くしてみたり…
こんな表現も自由自在にできちゃいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
『写真が赤い?青い?…それはホワイトバランスの失敗です!|写真の4大失敗』
ブレ・ボケ・明るさ・ホワイトバランス
いかがでしょうか?
写真の4つの失敗、もうクリアできそうな気がしてきませんか?
特に『明るさ』と『ホワイトバランス』の所は、ただ失敗しないためだけじゃありません。
自分のイメージに合わせて撮るためのテクニックでもあるので…
しっかり覚えれば、撮影がもっと楽しくなります!
たくさん撮って、ぜひコツを掴んでください。
写真の失敗は…
ブレ・ボケ・明るさ・ホワイトバランス
ブレ・ボケ・明るさ・ホワイトバランス
皆さんもこれを呪文のように唱えれば…
今まで悩んでいたことがフッとどこかへ消えてしまうハズです!