マニュアルフォーカスも楽しそう!でもオートフォーカスも捨て難い… だったら「一緒に使う」のがオススメです!

最近、僕の周りで「マニュアルフォーカス使い」が増えています。

今のカメラはとても優秀で、オートフォーカスの精度、速度も相当です。

でも、全てカメラ任せじゃ「撮ってる感」が足りない…。
そんなストイックな方が少なくないのかもしれません。

そこで今回は…
マニュアルフォーカスも楽しそうだけど、オートフォーカスの便利さを手放すのももったいない…
そんなみなさんのために!

優秀なAFと、こだわりのMFとを上手く組み合わせて、ピント合わせをもっと便利で楽しくするカスタマイズをご紹介していきます。

オリンパスのカメラを例にご紹介しますが、他メーカーでも同じような設定ができるハズです。

できなかったらスミマセン…

MFのときでもAFが効くボタンを作る

今回は、マニュアルフォーカスのときでも、〇〇ボタンを押せばオートフォーカスが効く。
というように設定していきます。

電話サポートに聞くときも同じように聞いてくださいね!

では、オリンパスのカメラを例に手順をご紹介していきます。


① MENUボタンを押します。

FLOWERCAMERA,ミラーレス,一眼,カメラ,写真,教室,初心者,使い方,撮り方,

まず最初に、赤丸で囲った「ギア(カスタム)メニュー」が出ているか?確認しましょう。

出ていなければ、先に「スパナマーク」の中の「ギアメニュー表示」を「ON」にします。

FLOWERCAMERA,ミラーレス,一眼,カメラ,写真,教室,初心者,使い方,撮り方,

② カメラの「Fn1ボタン」に「AEL/AFL機能」を割り当てる。

(OMDシリーズでは、初めから設定されていますのでここはスキップです。)

MENUボタンを押して…
ギアメニュー→「ギアB:ボタン/ダイヤル」→「ボタン機能」と進みます。

FLOWERCAMERA,ミラーレス,一眼,カメラ,写真,教室,初心者,使い方,撮り方,

「Fn1ボタン機能」の割り当て機能を「AEL/AFL」にして「OKボタン」で確定させます。

FLOWERCAMERA,ミラーレス,一眼,カメラ,写真,教室,初心者,使い方,撮り方,

「Fn1ボタン」以外に割り当ててもOKです。

ここで一旦、シャッターボタンを軽く押して撮影画面に戻りましょう。


③ AEL/AFLモードを設定する。

MENUボタンを押して…
ギアメニュー→「ギアB:ボタン/ダイヤル」→「AEL/AFLモード」と進みます。

注:新しめの機種の場合は、「ギアA:AF/MF」→「AEL/AFLモード」。

FLOWERCAMERA,ミラーレス,一眼,カメラ,写真,教室,初心者,使い方,撮り方,

「MF」を選び、「mode3」を選んでOKボタンで確定します。

FLOWERCAMERA,ミラーレス,一眼,カメラ,写真,教室,初心者,使い方,撮り方,

できましたか?
それではまた、シャッターボタンを軽く押して撮影画面に戻りましょう。


ボタンのカスタマイズが済んだら、フォーカスモードを「MF」に切り換えて、今設定した「AEL/AFL(Fn1ボタン)」を押します。

オートフォーカスが動いて「ピピッと」鳴れば成功です!

☎ 電話サポートに聞くならこんな感じに…
<オリンパスの場合>
Fn1ボタンに、AEL/AFLを割り当てたい。
AEL/AFLモードをmode3にしたい。
フォーカスモードをMFにしたい。
<他のメーカーの場合>
MF設定中でもAFが効くボタンを作りたい。
シャッターボタンからAF機能を切り離したい。

まずAF、その後MFで微調整

この設定で、実際どのように撮るか?というと…

1|「AEL/AFL(Fn1ボタン)」を押して、オートフォーカスでスパッと合わせる。

2|マニュアルフォーカスでじっくり追い込む。
(どこかのボタンに「拡大機能」や「ピーキング」を割り当てておくとさらに便利。)

3|シャッターボタンを押して撮る。

もちろん、初めのAFでバッチリ合っていれば、MFする必要はありません。
シャッターボタンを押すのは「撮るときだけ」です。

「AF+MF」との違い

オートフォーカスとマニュアルフォーカスを同時に使いたいとき、フォーカスモードを「AF+MF」に設定するという方法もあります。

でも、この「AF+MF」の使い方だと…
まず、シャッターボタンの半押しでAFを合わせて、「半押しをキープしたまま」ピントリングを動かしてMFで合わないといけません。

みなさん、半押しをキープしたままじっくりMFできますか?
半押しをキープしたまま他の操作ができますか?
僕はできません。(笑)

MFでじっくりピントを追い込んでも、指を離してしまうと全部無かったことになります。

サポートセンターに電話して、この方法を勧められたら…
「それじゃないヤツでお願いします!」と言ってくださいね。

MFなんて使わない派にも実はメリットが

「私はオートフォーカスだけで十分、マニュアルフォーカスなんていらない…」
そんな方も多いと思います。

僕も実際は95%オートフォーカスです。

でも、今回ご紹介した設定は、オートフォーカスオンリーの方にも大きなメリットがあるんです。

それは「指を離せる自由」です。

撮り慣れてくると、だんだん「半押し」している時間が長くなるハズです。

シャッターボタンを半押ししてピントを合わせて…
その後、すぐ全押しして撮れるかといえば、毎回そうではありません。

ピントを合わせた後、「この風が止むまで待とう」とか…
「急に雲がかかって、影になった」とか…
「相手が撮られる体勢じゃない」とか…

長いときは、1分くらい半押しが続くケースもあるかもしれません。

でも、シャッターボタンからピントの機能を切り離してしまえば、長い半押しから解放されるのです。

シャッターボタンはシンプルに「撮るだけ!」のボタンです。
シンプルなクラシックカメラの感覚ですね。

三脚を使ってじっくりブツ撮りなんてときも、かなり撮りやすくなると思います。

これがデフォルトの方がイイ?

今回は設定が少し難しかったかもしれません。

でも、頑張って設定できた方に使い勝手をお聞きすると…

「初めからこうだったらイイのに!」
と結構気に入っていただけます。(笑)

みなさんも是非いかがでしょうか?
お疲れ様でした!

Thank you for reading !!

普段の何気ない瞬間こそ、大事にキレイに撮ってほしい

FLOWERCAMERAは そんな想いではじめた小さな写真教室です。
皆さんが写真を楽しく撮れるように、お手伝いできたら嬉しいです。

FLOWERCAMERA