ピントが素早く合うときもあれば…
いくら半押ししても全然合わないときもある…
皆さんもこんな経験あると思います。
実は、優秀なカメラのオートフォーカスには「苦手な被写体」があるんです。
今回は『オートフォーカスが苦手とする被写体』についてご紹介していきます。
カメラが合わせやすいポイントを選んでササッと合わせましょう!
ピントが合わない原因
被写体に近づきすぎは合いません!
これはオートフォーカスの性能というよりも、レンズの性能によるものです。
レンズには1本ごとに『最短撮影距離』というのが決まって、それを超えて被写体に近づいてしまうとピントが合いません。
特に望遠レンズの『最短撮影距離』は長く、1m位離れる必要がありますので、近づきすぎてピントが合わないケースも意外に多いのではないでしょうか?
最短撮影距離 「どこまで寄れる?」レンズの使い方も併せてご覧くださいね。
暗い場合は合いにくい!
明るさは撮る時も大事ですが、ピント合わせにも大事です。
『手ブレしないで撮れるくらいの明るさ』があれば、オートフォーカスはまだ大丈夫だと思いますが、夜景を撮る時などはいつもより合わせる時間が長かったりします。
暗いシーンでは『オートフォーカスでピントが合ったらラッキー!』ぐらいの気持ちの方がいいかもしれません!
コントラストのない被写体も合いにくい!
明るくても合いにくいケースです。
夕方や暗い部屋など、明暗の差が少なかったり、色の差がない場合も極端に合いにくくなります。
例えば、白い画用紙を画面いっぱいに入れて、シャッターボタンを半押ししてもオートフォーカスは合いません。
被写体が『白だけ(単色)』になっているからです。
雲ひとつない青空、汚れのない白壁、真っ黒な黒猫…などなど、設定したAFポイントの枠の中に『単色の被写体』が入っている状態だと、ピントが合いにくくなります。
そのような場合はAFロックを利用して、カメラから同じ距離にあるコントラストのあるところでピントを合わせて、構図を戻せば大丈夫です。
または、AFのポイントをコントラストのあるところに移動させてもOKですね!
カメラが動いていると合いにくい!
撮る時はもちろんですが、ピントを合わせる時も手ぶれには注意です。
像がブレた状態では、ピントが合うまで時間がかかったり、合わない時もあります。
ピント合わせの最中もカメラが揺れないようにしっかり構えましょう!
また、手ぶれ補正機能付きのカメラの場合、機種によってはピント合わせの際も補正が効くカメラもありますので、必ずONにしておきましょう。
ピントが合わなくても慌てない!
ピントが合わない時は『どうして?どうして?』と慌ててしまうものですが…
ピントの位置を変えてみるなど、落ち着いて合わせ直しましょう。
それでもどうしても合わない時のためにマニュアルフォーカスも練習しておいた方がいいですよ!
カメラの取扱説明書にも『ピントが会いにくい被写体』の記載がしっかり書いてありますので、一度目を通しておくのがオススメです!