クラシックなデザインや、ゴツめな質感がめちゃくちゃカッコいい、富士フィルムのXシリーズ。
発色や階調の設定(フィルムシミュレーション)が、PROVIA、ASTIA、Velviaなど、ポジフィルムの名前から選べるところも心をくすぐられます。
そんな男前カメラの Xシリーズ、僕の周りでは、意外にも女性のユーザーさんも結構いらっしゃるのですが、ちょっと気になるのが 露出補正ダイヤルの固さです(指が痛そう)。
今回は、そんなXシリーズをお持ちの方におすすめの、ダイヤルのカスタマイズについて、ご紹介したいと思います。
露出補正ダイヤルが… ちょっと固め?!
Xシリーズには専用の「露出補正ダイヤル」が付いています。
パッと見たとき使いやすそうだと思いますが、実際に動かしてみると固くありませんか?
ひと目盛り分動かすつもりが、ババっと動いてしまうことも多いかもですし、特にファインダーを覗きながら操作するときはどうしてもやり難さを感じてしまいます。
また、専用の「露出補正ダイヤル」は「±3段」までの補正しかできませんが、今回のカスタマイズをした後は「±5段」まで補正できるようになります。
さすがに+5、−5まで補正するケースは殆どないと思いますが…
逆光や半逆光で撮るときに「+3から、あと2目盛りくらい」動かしたいときもありますので、補正段数が増えるだけでも美味しいカスタマイズだと思います。
※ 今回のカスタマイズは、X-Pro2、X-T2、X-T3、X-H1、X-T20、X-T30、X100Fで共通の仕様のようです。(2019年10月現在)
露出補正ダイヤルに「C」と書いてあればできるはずです。
まずは「露出補正ダイヤル」を「C」の位置に
カスタマイズはとっても簡単です。
まず最初に、露出補正ダイヤル回して「C」の位置に合わせます。
少々勿体無い気もしますが、これから露出補正ダイヤルは、この「C」の位置から動かさないことになります。
「フロントコマンドダイヤル」をクリックして「露出補正(±マーク)」を選びます。
「フロントコマンドダイヤル」は左右に回す操作と、押し込む(クリック的な)操作ができます。
露出補正ダイヤルを「C」の位置に合わせた状態で、「フロントコマンドダイヤル」をクリックすると、
絞りを変えるか?
露出補正をするか?
ISO感度を変えるか?
の切り替えができます。
今回は「露出補正(±マーク)」を選びます。
以上でカスタマイズ完了です。
あとは「フロントコマンドダイヤル」を左右に回すだけ!
これから露出補正をするときは、カメラを構えたまま、人差し指で「フロントコマンドダイヤル」を左右に動かすだけ。
今の補正値は、画面の左側に表示される「縦のゲージ」で確認できます。
ダイヤルを回す力も程よく、女性の方でも操作しやすいと思います。
1目盛りずつの変更もストレスなく、もちろん、ファインダーを覗きながらでもスムースに操作できると思います。
自分の撮りたい写真のイメージになるように、露出補正でしっかり明るさをコントロールすることはとても大事です。
その操作が素早く確実にできるカメラほど、楽しく撮れてさらに愛着が湧くと思いますので、よろしければお試しください。
本カスタマイズは、富士フィルムのサポートサイト(X-T3の場合)でもご確認いただけます。