【手軽に動感を表現】Google Pixelシリーズの長時間露光とアクションパンの違いと撮り方

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今回はGoogle Pixelシリーズのカメラに搭載されている、長時間露光とアクションパンについて、両者の違いと撮り方をご紹介したいと思います。

長時間露光もアクションパン(流し撮り)も、昔からカメラで人気の撮影手法です。

本来はシャッター速度の調整やカメラワークにやや難しいところがありますが、PixelではGoogleお得意の画像処理で、誰でも動感のある写真を簡単に撮影できます。

対応モデルをお持ちの方はぜひお試しください。

各モデル対応状況(2025/5現在)

デバイス アクション パン 長時間露光
Pixel 5a (5G)以前××
Pixel 6a××
Pixel 7a×
Pixel 8a×
Pixel 9a×
Pixel 6/6 Pro
Pixel 7/7 Pro
Pixel 8/8 Pro
Pixel 9/9 Pro/9 Pro XL
Pixel Fold×
Pixel 9 Pro Fold×
Pixel 9a Fold×

長時間露光とアクションパンの違い

長時間露光もアクションパンも「ブレ」を活かした撮影手法になりますが、まずはその違いを表にしてみました。

長時間露光 アクションパン
止まっている被写体 ブラさない わざとブラす
動いている被写体 わざとブラす ブラさない
撮り方 スマホを動かさない
数秒間保持するが、
Pixelの場合三脚不要
スマホを動かす
動いている被写体を画面に入れて追いながら、
シャッターボタンを押す
スマホを動かさない
普通に構えて、被写体が画面に入ったら
シャッターボタンを押す

長時間露光で撮れるのはこんな写真

長時間露光は「止まっている被写体」はブラさず、「動いている被写体」だけブラして撮るモードです。

Pixel,カメラ,長時間露光,アクションパン,違い

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動いているものだけがブレて写る

僕は昔から街撮りスナップが好きですが、最近は「他人の顔」がハッキリと写っているのは好ましくないという風潮が、以前より強まりつつあります。

でもそんな中、スローシャッターのブレを活かすことで、街の動感を写しつつ、他人のプライバシーに配慮した「令和向き」のスナップ撮影が可能になります。

Pixel,カメラ,長時間露光,アクションパン,違い

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手持ちの長時間露光でサクサク撮影

カメラなら三脚が必須な長時間露光ですが、Pixelなら手持ち(片手でも)でいけますので、これまで撮りにくかった場所やシーンなど、新たなスナップシューターとして活躍できる面白さがあると思います。

欲を言えば「もう少し画質を良くして欲しい…」ところで、現状はモノクロ化やフィルム調のフィルタをかけるなど、細部をややごまかすような編集が必要かも知れません。

長時間露光についてはこちらで詳しくご紹介しています

Pixel 8 Proの「長時間露光」で撮る 街撮りスナップが 楽しすぎてハマります!

スナップ撮影がお好きな方はぜひお試しください。

iPhoneにも長時間露光の撮影ができますが、現状おまけ程度の機能なのでPixelの方がおすすめです。

アクションパンで撮れるのはこんな写真

アクションパンは「動いている被写体」をブラさずに、「止まっている被写体」をブラして撮るモードです。

いわゆる「流し撮り」が出来るこのモードは、動いている被写体の動感やスピード感を表現するのに良く使われる手法です。

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止まっているものがブレて写る

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アクションパンの撮り方は二通りあり、一つ目は「動いている被写体を画面に入れて追いかけながら、良いタイミングでシャッターボタンをタップする」という、従来の流し撮りと同じ方法です。

もう一つの手法は「普通に撮るだけ」で、「スマホを構えて待ち、動いている被写体が画面に入ったタイミングでシャッターボタンをタップする」と、後は画像処理で上手く流し撮り風に加工してくれます。(失敗もアリ)

この「普通に撮って流し撮り風」が面白いのは、自分に対して前後に移動する被写体の流し撮りが容易なことです。

通常、前後に移動する被写体の場合、相手と同じ速度で自分も移動しながら撮る必要がありますが、Pixelのアクションパンなら普通に構えて撮るだけです。

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前後移動も簡単流し撮り…、色んなシーンで活きそうな予感

細かい部分を見れば、まだまだツッコミどころもありますが…、動感のあるカッコいい雰囲気の写真が簡単に撮れちゃうのは凄いと思います。

さて今回は、Google Pixelシリーズのカメラに搭載されている、長時間露光とアクションパンの違いについてご紹介させていただきました。

個人的には長時間露光が相当楽しいですが、皆さんはどうでしょうか?

PixelのカメラはAIを駆使した最先端のイメージが強いですが、こんな古典な手法もしっかりサポートしている事から、開発チームの中にカメラや写真が好きな人がちゃんと携わっていそうで、何となく親近感が湧きますね。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

長時間露光もアクションパンも、シャッターボタン付きのグリップを付けると断然撮りやすいのでおすすめです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

Thank you for reading !!

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