いちばんはじめに知っておきたい『レンズのキホン』を7つご紹介しています。

1つ目は「焦点距離の『標準』と『35mmフィルム換算」についてです。

『焦点距離』はレンズに記載されています。

lens1

上の写真の赤い部分に書いてある数字が『焦点距離』です。

左側のレンズは45mmの単焦点レンズ、右側のレンズは18−55mmのズームレンズです。

『〇〇mm』という表記は単焦点レンズ
『〇〇 -(から) 〇〇』という表記はズームレンズです。

皆さんも、ご自分のレンズで確認してみましょう。

焦点距離からイメージするのは、まず『写る範囲(画角)』です

『焦点距離』とは、主点(レンズの光学的な中心点)からセンサー面までの距離のことです。

焦点距離

赤い点線の部分が『焦点距離』です。

ただ、この数字を見て…
「あーこのレンズは、主点からセンサーまでの距離が50mmか!いい感じだ!」
とイメージする人はいません。

ほとんどの人は、数字を見たら…
「広く写るレンズなんだな」とか
「かなり望遠のレンズなんだな」など
はじめに『写る範囲(画角)』をイメージします。

焦点距離の違い

焦点距離は…
数字が小さくなるほど『広く(広角)』写り
数字が大きくなるほど『狭く・大きく(望遠)』写ります。

この『広い・狭い』のお話は『焦点距離 「写る”範囲”が変わる」レンズの使い方』で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。


『標準』は焦点距離が50mm?

『標準レンズ』と、よく耳にすると思います。

これは、お値段が標準的とか
グレードが標準的とか
そういう意味ではなく…
写る範囲が『標準』というレンズです。

『標準の写る範囲』とは『自分の目で見ている範囲』のことです。

一般的に『焦点距離50mm(35mmフィルム換算)のレンズ』の写る範囲は、自分の目で見ている範囲とほぼ同じと言われています。

ただ、きっかり『50mm』と言うよりかは…
『35mm〜50mm』位の焦点距離のレンズを『標準レンズ』という場合が多いです。
僕も『50mm』だと、見た目よりちょっと狭い感じがします。
(焦点距離はいずれも35mmフィルム換算値)

さて、ここまでは簡単ですが…
この先はちょっとややこしくなります。

チラチラッと上にも見えますが…

『35mmフィルム換算』

この言葉の意味を知っていますか?
これを知らないと…大変なことになりますよ!

センサーサイズがバラバラだと…

「35mmフィルムなんとかって良く書いてあるけど、関係あるの?? 私、フィルムカメラ使ってないし…」

カメラ雑誌でも、ネットでも…
もちろんこのサイトにも出てくる『35mmフィルム換算』という言葉ですが…

35mmフィルムカメラを使っている人には、あまり関係がありません。
デジタルカメラを使っている皆さんにこそ関係してくる言葉です。

デジタルカメラは、メーカーや機種によって『センサーの大きさがバラバラ』なのはご存知の方も多いと思います。

ほとんどのセンサーは『35mmフィルムの1コマの面積』よりも小さいんです。

そして、センサーサイズがバラバラだと、少し厄介なことが起きます…
例えば、同じ ”焦点距離 50mm” のレンズで撮っても、それぞれの『写る範囲(画角)』がバラバラになってしまうんです。

焦点距離,センサーサイズ,画角の違い

お友達とレンズの話をするときも…

このように、かみ合いません。

ベテランさんも困ります。

昔から、風景を広く撮りたかったら、広角28mm
見た目に近い感じなら、標準50mm
ポートレートは中望遠85mmでバストアップ
などなど…

長い経験の中で、なんとなくの共通認識だったり、身についている感覚があります。
でも、センサーサイズが変わると、これまでの経験や感覚がズレてしまうんですね…

会話するときの『合言葉』

メーカーも機種も違う友達と、これまでのような『画角の会話』をするにはどうすればいいのでしょうか?

それには『基準となるセンサーサイズ』を決めて、お互いに『画角を換算』して会話するしかありません。
少しややこしいですが…しょうがないんです。

そして『基準となるセンサーのサイズ』は、昔から一番馴染みのある『35mmフィルム1コマ』のサイズに決まっています。

「デジカメの話なのに、使ったことないフィルムが基準なんて…」
これもしょうがありません…写真、カメラには長い歴史があるのです。

『35mmフィルム換算』という『合言葉』を使って話すると…

Aさん「このレンズは、35mmフィルムに換算すると、50mm相当の画角のレンズです。」
Bさん「私のも、35mmフィルムのレンズだったら、50mm相当の画角だから…同じですね!」

という感じに、楽しく会話も弾みます。

レンズに記載されているのは、あくまでも『実際の焦点距離』で『換算値』ではありません。
(隣に小さく『換算値』も合わせて表記されていることもありますが…)

皆さんも、自分のレンズが『35mmフィルムに換算したら、何mm相当の画角になるのか?』知っておかないといけないんです。

ちなみに『フルサイズ』のセンサーサイズは『35mmフィルム1コマ』とほぼ同じ大きさ(フル)なので、換算の必要がありません。
「長年の『画角の感覚』が変わるのが嫌だからフルサイズを使う!」というベテランさんも多いのです。

焦点距離 × 〇〇倍

35mmフィルム換算値を出すには『自分のレンズの焦点距離』×『◯◯』です!

『〇〇』はセンサーサイズによって違いますので、下記の表でご確認ください。

35mmフィルム換算表

逆に換算したい時もありますよね?

『50mm(35mmフィルム換算)』と同じ画角で撮るには、自分のレンズの『何mm』を使ったらいいのか?

この場合は『50mm(mm)』÷『〇〇』です。

フォーサーズをお使いでしたら『50mm(mm)』÷『2』=『25(mm)』となります。
フォーサーズの標準は『25mm』ということです。

分からないことは、メーカーに聞くのがいちばんです!

センサーサイズが分からない時などは、電話サポートにどんどん聞きましょう。

聞き方はこの通り

「◯◯というカメラを使っていますが、35mmフィルム換算値を出すには、焦点距離を何倍すれば良いですか?」

これで大丈夫です。

『35mmフィルム換算』をしっかり頭に入れておけば…

こうなります!

レンズを買うときは、特に注意してくださいね!

雑誌に載っている写真が気に入って、焦点距離が書いてあったら、自分のレンズに換算して同じように撮ってみるのもオススメです。
写真の雑誌に書いてある焦点距離は『35mmフィルム換算値』と注釈がなくても、ほとんどの場合『35mmフィルム換算値』です。

いろいろな『合言葉』で

「サンゴーカンサンで…」
「フィルムで…」
「ライカ判で…」

いろいろな言い方がありますが、どれも同じです。

「35mmフィルム換算で…」ってなかなか言いにくいですよね。
僕も「ミリフィ」あたりが苦手です。

皆さんがお持ちのレンズの中で『サンゴーカンサンで ”50mm相当” 』で撮れるのは、どのレンズですか?
ぜひチェックしておきましょう!


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