「友達を撮ったら顔が真っ黒に…」こんなことありますよね?

今回は、写真を撮る人なら必ず知っておきたい!
「目で見る明暗差と、写真に写る明暗差の違い」のお話です。

目で見る明暗差は、写真にそのまま写らない

ふっと視線をどこかに向ければ、目に映るものそれぞれに、明るいところと暗いところがあります。
大小の違いはありますが、必ず明暗差が存在しています。

実はこの明暗差、人間とカメラでは見え方に大きな差があるんです。

人間は、明るい、暗いが同時に目に入っても、瞬時に合成してどちらもまぁまぁイイ感じに見えるそうです。

ただ、それを写真に撮ると、影などの「暗い部分」は目で見るよりも黒く濃く。
反対に、「明るい部分」は明るく白く写ります。

乱暴に言ってしまえば、この差はどうすることもできません。

自分の目で見て、「あー、影が結構濃いめだな」と思ったら…
もう「真っ黒」に写ると思ったほうがいいのです。

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その場での対処法

撮った写真を見て、もしも顔が黒く潰れていたら…

とりあえずは『露出補正』を使って、メインとなる「顔に明るさ」に明るさを合わせて撮り直しましょう。

暗い?明るい?写真の明るさは『露出補正』で簡単・自在にコントロールできます。

ただ、露出補正をすると写真全体の明るさが変わります。
顔を明るくすれば、明るい背景はさらに明るくなります。
でもこれもしょうがありません。

明暗差が大きいときは、明るさを「明」に合わせるか?「暗」に合わせるか?
どちらかを選ばないといけないのです。
この場合、やはり「メインの被写体」に明るさを合わせるのが基本です。

影に光を!光の向きを考える。

メインの被写体をキレイに写そうと思ったら…
1番イイ具合の光を当ててあげることです。

カメラマンがライトを組んでモデル撮影をするときは、まず最初にモデルさんに当てる光から考えます。

でも、普段私たちが撮る太陽の光は自由に動かせません。

でも大丈夫です。
ライトが動かせないなら、自分が(可能なら被写体も)動けば良いのです。

目で見ても明らかに濃く見える影は、写真に撮ればおそらく真っ黒です。

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こんなときは、自分や相手の向きを変えたり、場所を変えたりして、影や明暗差をコントロールできないか探ってみましょう。

ただ、上から当たる光(トップ光)が作る影は、場所や角度を変えてもほとんど変わりません。

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帽子のつばが作る影で顔が暗いときは、ちょっと上を向いてもらうか、脱いでもらうしかありません…

柔らかい光を探して撮れば明暗差が小さくなる

光には「硬い光」と「柔らかい光」があります。

光は硬くなるほど明暗差が大きくなり、影は濃く黒く暗く写ります。

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反対に、柔らかい光ほど明暗差が小さくなり、影は見た目に近い濃さに写ります。

強い、濃い、黒い影を回避するためには…
日陰を探したり…
自分で影を作ったり…
建物の中に入ったり…
撮る日を変えたり…

場所や時間、可能なら日にちを変える必要があるかもしれません。

硬い光と柔らかい光|写真が変わる『光』のお話

ただ、光が柔らかくても、明らかに背景が明るい(逆光など)シチュエーションでは顔は暗くなります。
常に、メインの被写体の明るさが「適」になるように、露出補正をしましょう。

今、みなさんの手に当たっているのは硬い光ですか?
それとも柔らかい光ですか?

明るすぎる部分を画角から外す

「光はガチガチに硬いけど、ここでしか撮れない」そんなときは…

メインと比べて、明るさが違いすぎる部分を画角(写る範囲)から外してしまうのも一つの手かもしれません。

グッとメインの被写体に寄ってみたりなど、構図でなんとかできないか?考えてみましょう。

フラッシュを当てると?

暗い影の部分にフラッシュを当てて明るくするという手法もあります。

ただ、カメラ任せの発光ではなかなか上手くいきません。

そもそも相手までフラッシュの光が届かなかったり…
反対に背景が暗くなったり…
太陽とフラッシュでホワイトバランスがズレたり…
などなど、細かいところの調整が必要になるかもしれません。

露出補正や光の向きを工夫して撮った方が簡単ですし、写りも自然です。

明暗差を画像処理でコントロール

デジタルカメラなら、画像処理を使って「人間が見える明暗差」に近づけて撮ることもできます。

階調の幅を広げたり…
ハイライトとシャドウを個別に調整したり…

ミラーレスなら、被写体の影をモニターに映しながら「影の濃さ」をコントロールできます。

さらには「HDR(ハイダイナミックレンジ)」という手法もあります。

HDRは人間の目と脳の処理に似ていて…
被写体の明るい部分と暗い部分、プラスその中間を複数枚撮影して、最後、1枚に合成します。

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以前は「家に帰ってパソコンで」という処理でしたが、最近はシャッターボタンを押すだけで、その場で仕上げてくれるカメラもあります。

HDR撮影をする場合、写真ごとのズレを防ぐために三脚が必須です。
また人物を撮る場合、相手もピタッと静止してもらわないといけません。

 

いっそのこと、明暗差を生かして撮る!

今の光には二度と出会えません。
せっかく太陽がそこに大きい明暗差を用意してくれたと思えば、「あえて生かして撮れないか?」チャレンジするのも面白いですよね?

黒は黒でキュッと締まって、ハイライトは白くスッと飛んでいる。
そんなメリハリのある、写真っぽい写真が上手に撮れたらもうベテランさんです。

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いきなり本番、被写体を目の前にしてイメージを考えるのは難しいと思います。
普段から写真集やWEBサイトを見て、自分が撮りたいイメージをいくつか決めておくのがオススメです。

明暗差の少ない柔らかい光で撮る人物はこんな感じに。
硬い光の明暗差を生かして撮る人物はこんな感じに。

上手な方は、明暗差をうまく生かしたり、避けたりしながら撮っています。
難しいカメラの操作は必要ありません。

一眼レフで覗く明暗差と、ミラーレスで覗く明暗差も違う

みなさんもご存知だと思いますが、一眼レフに付いているファインダーは「光学ファインダー」です。
一方、ミラーレスは「電子ファインダー(EVF)」です。

でもこの2つ、同じファインダーではありますが、見え方や使い方が大きく違います。

例えば、今回の明暗差のお話で比べれば…
光学ファインダーで覗くのは、人間の目で見た明暗差です。
一方、電子ファインダーに映るのは、写真に写る明暗差です。

写真に写る明暗差が肉眼で見るのと違うなら、仕上がりをイメージしながら撮りやすいのはどっちのファインダーか?一目瞭然です。

電子ファインダーは、答えを見ながらテストを受けるような感覚です。
誰でも100点が取れるファインダーなんです。(笑)

一眼レフでも、背面モニターを使えば「写る明暗差」を見ながら撮ることができます。
一眼レフをお使いの方は、まずモニターで明暗差と影の具合をチェックして、露出補正で明るさを合わせをて、それからファインダーに戻して撮るのも撮りやすいと思いますよ。

お疲れ様でした!


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